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アメリカ経済

米移民ホラー再び、チャットGPTを開発するAI研究の第一人者がグリーンカード却下で国外追放に

One of the Best AI Researchers' Denied Green Card After 12 Years in US

2025年4月28日(月)16時24分
ピーター・エイトキン
スマホ画面のチャットGPT

米移民当局は最新版チャットGPTの開発者を国外追放し、AI業界を困惑させている  Photo by Jakub Porzycki/NurPhoto

<アメリカでチャットGPTの最新モデルを開発してきたカナダ国籍のAI研究者が国外追放になった。トランプの移民排斥政策で、高技能移民も切り捨てられるのか>

アメリカに12年間居住し、チャットGPTの開発に携わってきたカナダ出身の人工知能(AI)研究者カイ・チェンがグリーンカードの発行を拒否された。チャットGPTの親会社オープンAIの著名な研究者がXでこの状況を訴え、波紋が広がっている。

本誌は4月26日の朝、通常の業務時間外に電子メールで米国市民権・移民業務局(USCIS)にコメントを求めた。

ドナルド・トランプ大統領は、史上最大規模の移民取り締まりを公約に掲げており、様々な州や司法当局からの異議申し立てで法的には膠着状態に陥ったまま、大量の移民の強制送還を開始している。

だが、トランプによって米政府効率化省(DOGE)のトップに抜擢されたテスラCEOのイーロン・マスクと起業家ビベック・ラマスワミは二人とも、H-1Bビザ(高度な専門技術を持つ外国人向けの就労ビザ)のようなプログラムの拡大を支持している。

オープンAIの著名な研究者ノーム・ブラウンは25日朝、グリーンカードを拒否されたチェンの状況が「心配でたまらない」とXに書き込んだ。12年間アメリカに住み、働いてきた彼女はグリーンカードの申請を却下され、国外退去を迫られているという。

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