最新記事
爆撃機

史上初めて日本にもきた、米空軍の爆撃機任務部隊(BTF)とは何か

Indo-Pacific Map Shows Where US Bombers Operate Outside of America

2025年4月23日(水)18時12分
ライアン・チャン
グアムのアンダーセン空軍基地で駐機を待つB1-B爆撃機2機

今年1月、グアムのアンダーセン空軍基地で駐機を待つB1-B爆撃機2機 Tech. Sgt. Robert M. Trujillo/U.S. Air Force

<インド太平洋地域への侵略を抑止するため、域内5カ所の基地にローテーション展開する核・非核爆撃機。日本の三沢基地も一線に加わった>

アメリカは侵略を抑止する目的で、インド太平洋地域で核兵器搭載可能な機体を含む爆撃機任務部隊(Bomber Task Force、BTF)をローテーション展開している。爆撃機を恒久的に配備する代わり、域内の基地をローテーションさせることで予測を困難にするとともに効率的な作戦展開を可能にするものだ。

4月15日には、日本の青森県の航空自衛隊三沢基地にB-1Bランサー爆撃機を展開した。日本のへのBTF展開としては初めての試みだ。

BTFを統括する米空軍地球規模攻撃軍団司令部(拠点ルイジアナ州)は4月21日、BTFを「いつでも、どこでも、必要な期間」運用する用意がある、と本誌に語った。

米空軍が現役で運用している爆撃機は3種類だ。核搭載が可能なステルス爆撃機「B-2スピリット」、戦略爆撃機「B-52Hストラトフォートレス」、そして最大7万5000ポンド(約3.4トン)の通常兵器を搭載できる可変翼超音速戦略爆撃機「B-1Bランサー」だ。

アメリカは2018年以降、欧州や太平洋戦域において、国内や同盟国の空軍基地間でBTFをローテーション展開し、米国防総省が「どこでも爆撃機部隊を指揮統制できる」態勢を整えてきた。

日本企業
変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本のスタートアップ支援に乗り出した理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国人民銀、内需拡大へ金融支援強化へ 過剰生産と消

ビジネス

中国SMIC、第4四半期は60.7%増益 予想上回

ビジネス

米関税、ユーロ圏物価を下押し 利下げで相殺可能=E

ビジネス

フランス産ワイン・蒸留酒輸出、貿易摩擦の影響で3年
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 2
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本の…
  • 8
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 9
    衆院選で吹き荒れた「サナエ旋風」を海外有識者たち…
  • 10
    「二度と見せるな」と大炎上...女性の「密着レギンス…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 5
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中