「完全に破壊した」ウクライナ軍参謀本部、戦闘機でクルスク州のロシア軍基地を攻撃と発表
Ukraine Fighter Jets 'Completely' Destroys Russian Base—Kyiv
ロイター通信は3月20日、欧米の関係筋3人の話として、クルスク州のウクライナ部隊は包囲されたというドナルド・トランプ米大統領の主張は誤りだと伝えている。
ウクライナ軍参謀本部は、フェイスブックで「敵の軍事インフラのこの要素を破壊することで、クルスク州と(ウクライナの)スームィ州におけるウクライナ国防軍に対する敵の戦闘遂行能力は低下する」と説明。
「ウクライナ空軍のパイロット、そして国防軍の他の部隊も敵の軍事力を弱体化させるため、引き続き敵を攻撃していく。その先に待ち受けているものは......ウクライナに栄光あれ! 攻撃は成功した!」
クルスク州では戦闘が続いており、北朝鮮軍がロシア軍を支援し、ウクライナ部隊を押し戻そうとしている。
ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官は、クルスク州における作戦の目的は、重要な後方支援拠点となっているドネツク州東部ポクロウシクを含むウクライナ国内の前線から「相当数」のロシア兵を撤退させることだと述べている。
ロシアがルハンシク州およびドネツク州から成るドンバス地方の制圧を目指すなか、ウクライナ軍にとってクルスクでの作戦は今後も戦略上の柱となりそうだ。
(翻訳:ガリレオ)

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