<低コストで高性能なAIアプリで注目される中国の新興企業ディープシーク(DeepSeek)が、自社のAIモデルの学習にChatGPTを運営する米オープンAI(OpenAI)のデータを不正利用か>

問題視されているのは、大型で高度なAIモデルの出力データを利用して、競合する小規模なAIモデルを訓練する「蒸留」という手法だ。

マイクロソフトの研究者が昨年秋、ディープシークに関係するとみられる人物がオープンAIのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を介して大量のデータを流出させたのを発見し、同社に通達。

オープンAIは、ディープシークがこのデータを使って自社の技術を低コストで模倣したと批判している。

この疑惑はAI技術の知的財産盗用や、先端技術の外国企業への流出リスクを浮き彫りにしている。既に米国家安全保障会議(NSC)が安全保障面への影響を精査しており、米政府が介入する事態も考えられる。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます