フィリピンのドゥテルテ副大統領、マルコスJr.大統領「殺害」指令の衝撃と波紋
サラ・ドゥテルテは最近、マルコス家が1983年に反体制指導者のベニグノ・アキノ上院議員をマニラ空港で暗殺したと非難した。この暗殺事件がマルコス独裁政権への人々の怒りに火を付け、それがピープルパワー革命につながっていった。
ピープルパワー革命の記憶は、多くのフィリピン国民にとって神聖なものであり、体制変革の象徴でもある。ドゥテルテ陣営がこの歴史を前面に押し出し始めたことは、マルコス家とドゥテルテ家の戦いが今後、より熾烈な段階に移行することを意味している。

アマゾンに飛びます
2025年6月24日号(6月17日発売)は「コメ高騰の真犯人」特集。なぜコメの価格は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら