イギリス軍、イランのイスラエル攻撃で事態悪化阻止へ一翼担う
英国のヒーリー国防相は10月1日、イランによるイスラエルへのミサイル攻撃を受けたさらなる事態悪化を防ぐために英軍が役割を果たしたと明らかにした。スターマー首相(写真)は先に、イスラエルの安全保障に対する「揺るぎないコミットメント」を表明していた。9月25日、国連で代表撮影(2024年 ロイター)
英国のヒーリー国防相は1日、イランによるイスラエルへのミサイル攻撃を受けたさらなる事態悪化を防ぐために英軍が役割を果たしたと明らかにした。
スターマー首相は先に、イスラエルの安全保障に対する「揺るぎないコミットメント」を表明していた。
イランは1日、レバノンの親イラン派武装組織ヒズボラに対する軍事行動への報復攻撃として、イスラエルに向けて弾道ミサイルを発射したと発表。イスラエルは敵に対して「痛みを伴う対応」を警告した。
スターマー氏はイスラエルの防衛を支援するために英軍を動員する用意があるかとの質問に、イスラエルには自衛権があり、「関連する最新情報は適時提供される」と答えていた。
その後、ヒーリー氏は「英軍は今夜、中東でのさらなるエスカレーションを防ぐ試みの一翼を担った」とXに投稿。軍関係者に謝意を示した。詳細には言及しなかった。
国防省は英軍がどのように関与したかに関するロイターのコメント要請に応じていない。
英首相府報道官によると、スターマー氏は1日午後、イスラエルのネタニヤフ首相と会談。緊張が高まる中東情勢について協議した。
スターマー氏は首脳会談中に始まったイランの攻撃を「最も強い言葉」で非難したという。
スターマー氏は記者団に「容認できない。われわれはイスラエルと共にあり、この攻撃に対するイスラエルの自衛権を認める。イランは攻撃を止めなければならない」と語った。