最新記事
ヨーロッパ

ドイツもやってる! キルギスなどロシア周辺国に「違法貿易ハブ」出現、輸出急増の事情

2024年9月30日(月)16時15分
マイカ・マッカートニー
キルギス北部に停車するロシア企業の貨物列車

キルギス北部に停車するロシア企業の貨物列車 ALAN SAU/SHUTTERSTOCK

<ウクライナ侵攻を受け、対ロシア経済制裁が行われているが、東欧だけでなく中欧・西欧からの輸出も増え、制裁迂回の疑惑が>

中央アジアのキルギスに輸入が殺到する現状に、専門家が疑問の声を上げている。

2022年2月のウクライナ侵攻を受けて、EUやアメリカは包括的な対ロシア経済制裁に踏み切った。そんななか、企業はロシア周辺国のキルギスなどに出現した「違法貿易ハブ」に目を付けている。


IMFや米ブルッキングス研究所によれば、東欧諸国からキルギスへの輸出が増加したのはウクライナ侵攻直後だ。

「セルビアの対キルギス輸出の急増に、私たちは注意を喚起してきた。同様の増加はルーマニアやブルガリア、ハンガリーでも起きている。目的地は明らかにロシアだ」と、同研究所のロビン・ブルックス上級研究員は指摘している。

9月中旬にブルッキングス研究所が発表したデータを見ると、中欧・西欧諸国からの輸出もこの約2年間に急増。

2022年3月時点のドイツの対キルギス輸出額は1000万ドル未満だったが、今年7月は7000万ドル近くに上った。

制裁迂回の根絶が「最優先課題」だと、EUは主張するが。

ニューズウィーク日本版 イラン革命防衛隊
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月24号(3月17日発売)は「イラン革命防衛隊」特集。イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米イリノイ州民主党上院予備選、進歩派の副知事が勝利

ビジネス

サムスン、今年の半導体需要は堅調に推移へ AIが寄

ワールド

情報BOX:イラン戦闘による肥料供給・食料安全保障

ワールド

訂正米テロ対策トップ辞任、イラン戦争支持できず 「
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 6
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 7
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 8
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 9
    「目のやり場に困る...」グウィネス・パルトロウの「…
  • 10
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 8
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中