米CDC、オロプーシェ熱患者21人を確認 キューバからの帰国者

米疾病対策センター(CDC、写真)は8月27日、キューバから帰国した米国人旅行者の間で、16日時点で合計21人にウイルス感染症「オロプーシェ熱」の発症が報告されていると発表した。2014年9月、アトランタで撮影(2024年 ロイター/Tami Chappell)
米疾病対策センター(CDC)は27日、キューバから帰国した米国人旅行者の間で、8月16日時点で合計21人にウイルス感染症「オロプーシェ熱」の発症が報告されていると発表した。
オロプーシェウイルスは主に蚊など小さな昆虫が媒介して感染する。症状は頭痛、発熱、筋肉痛、関節痛など。
患者の大半が5月から7月に発症を報告した。入院した患者は3人で、死亡者は報告されていない。
CDCは今月、米州地域でオロプーシェ熱患者が増えており、今年これまでに2人が死亡していることを臨床医と公衆衛生当局に警告している。
CDCは公衆衛生上の予防措置を指導するため、オロプーシェウイルス感染の迅速な検出と監視に向け、各州の公衆衛生管轄当局や国際的なパートナーと協力している。
現時点で、オロプーシェ熱専用の治療法やワクチンはない。


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