ウクライナ侵攻後、難民危機と闘う女性たちの「リアル」
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モルドバの難民中継地のテントで休むウクライナ人親子(22年3月) MATTEO PLACUCCIーNURPHOTOーREUTERS
<ロシアのウクライナ侵攻以来、弱者の保護に奔走してきた女性主導の支援団体に、もっと敬意と資金を>
2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻したわずか数時間後、難民が国境を越えてモルドバになだれ込み始めた。
モルドバのNPO「拷問犠牲者リハビリセンター・メモリア(RCTVメモリア)」のルドミラ・ポポビチ代表は当時、ルーマニアで癌の治療を受けていた。だが侵攻を知ると、すぐさま仲間と共に仕事に取りかかった。
難民センターに問い合わせたり、フェイスブックのグループを手掛かりにして、病気の子供やハイリスク妊婦など助けが必要な人々を洗い出した。外国のスポンサーからの決して多くない寄付金を使って食料や医薬品を届け、最も弱い立場にある人々には現金を直接渡した。
「次はモルドバがロシアの標的になるんじゃないかと私たちはみな怯えていた」と、ポポビチは言う。「でも、支援を必要とする人がいた」
それから2年余り、RCTVメモリアのような組織は過労と資金不足にあえぎ、多くが破綻の危機に瀕している。ボランティアに過度に依存し、職員は身も心も消耗し、このままでは女性や子供に必要な支援が立ちゆかなくなりそうだ。
国連機関よりも迅速に行動
この世にジェンダーと無縁な紛争は存在しない。紛争で徴兵されるのは主に男性であり、レイプなどジェンダーに基づく暴力が武器として使われる。だがウクライナでは、総動員令が敷かれて18~60歳の男性が出国できないこともあり、難民への影響はほかの紛争以上にジェンダーに大きく左右されている。
これまで国外に逃れた590万人のうち実に80%が女性と子供で、その多くが性的搾取や人身売買、家庭内暴力(DV)に直面している。
筆者らが運営するフェミニスト団体「ボイス」は、侵攻開始から間もなく東欧地域で女性主導の組織と連携。そうした組織が難民支援活動に参加するのに必要な人的・資金的リソースを確保できるよう後押ししてきた。
今年に入ってボイスはウクライナ、ポーランド、モルドバ、ルーマニアの組織にアンケート調査を行い、課題や実情を尋ねた。その結果、ジェンダーに基づく暴力が高い確率で発生していることが報告された。
女性と子供の多くが今も、シャワーやトイレが男女共用で、防犯が甘い避難所で暮らす。また国内外を問わず、家を追われた女性にとっては資金的リソースや就職口が乏しいことも大きな試練だ。
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