パレスチナ、イスラエルの占領違法認定要請 国際司法裁で審理

2月19日、イスラエルによるパレスチナの占領について意見を求める国連総会決議を受け、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)で審理が始まった(2024年 ロイター/Piroschka van de Wouw)
イスラエルによるパレスチナの占領について意見を求める国連総会決議を受け、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)で19日に審理が始まった。パレスチナのマンスール国連大使は、占領が違法であると認定するよう求めた。
「ICJからの認定は(占領を)直ちに終わらせ、公正で永続的な和平への道を開くことに貢献するだろう。パレスチナ人もイスラエル人も殺害されない未来。2つの国家が平和と安全の中で共存する未来だ」と述べた。
国連総会は2022年、ICJに勧告的意見を求める決議を採択した。審理は26日まで行われ、50カ国以上が意見を示す。
イスラエルは審理に出席していないが、声明を送り、国連総会が提起した問題には偏見があり、勧告的意見は紛争解決の試みに害を及ぼすとの見解を示した。
ICJが勧告的意見を出すには半年ほどかかる見通し。意見に拘束力はない。


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