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広範囲の敵を一瞬で...映像が捉えたウクライナ軍「クラスター弾」攻撃の瞬間 その恐るべき性能

Cluster Munitions Bombard Russian Positions in Chilling Night Vision Video

2023年9月23日(土)19時51分
エリー・クック

アメリカはクラスター弾の追加供与を計画していた?

ウクライナ軍総司令官ワレリー・ザルジニーの元顧問で、以前からウクライナへのクラスター弾供与を支持してきたダン・ライスは、かつて本誌に対して、ウクライナには高機動ロケット砲システム(HIMARS)からの発射が可能なDPICMのM26ロケット弾も供与されるべきだと述べていた。

米ニューヨーク・タイムズ紙は9月に入ってから、米政府当局者3人の発言を引用して、アメリカがウクライナに対して新たに(追加で)DPICMの供与を計画していたと報じた。ある当局者(匿名)は同紙に対して、クラスター弾はウクライナが南部での反転攻勢の勢いを維持するために不可欠だと述べた。

ウクライナ政府は9月15日、東部ドネツク州バフムト近郊の集落アンドリーフカを奪還したと発表したが、反転攻勢は南部で重点的に進められている。そのわずか数日後、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍がバフムトの南に位置する集落クリシチウカも奪還したと発表した。

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