地球温暖化とどう向き合う? データと行動で希望を語る「エコリアリスト」に聞く
HOPE ON CLIMATE CHANGE

ジャーナリストのビル・マッキベンも同様だ。89年に刊行した『自然の終焉──環境破壊の現在と近未来』(邦訳・河出書房新社)は一般向けに危機を説いた先駆的著作だが、19年に発表した著書『揺らぎ』では、いつもながらの暗い見方に希望ムードが入り交じる。
「若かった頃と比べて、悲観的でなくなった点が1つある。こうした危機への抵抗は、少なくとも可能だという確信。それが本書の結論だ」と、マッキベンは記している。
何に希望を感じているのか。マッキベンは電話でこう説明した。
「講演の際には、いつも『状況を改善するために、私に何ができるか』と聞かれる。これは、現在の状況への心理的反応として非常に健全だ。いくつかの点で(気候変動は)ほかの緊急事態と変わらない。自宅が火事になったら、どうする? 火を消そうとするはずだ。行動こそが、絶望に対する最良の解毒剤だ」
NASAのJPLのデータ科学者で環境活動家のピーター・カルマスは昨年4月、化石燃料事業投資への抗議として、ロサンゼルスのJPモルガン・チェース社屋の入り口に自分を鎖でつなぎ、逮捕された。捨て身の行動に出た彼も、絶望は解答にはならないという。
「あまりに多くの人が気候変動に不安や絶望を感じ、どうしたらいいか分からずにいる。私たちはつながり合い、コミュニティーづくりを始めるべきだ。自分は独りではないと知ろう。友人と一緒に、変化を生み出せる何かに協力して取り組めば、ずっと乗り越えやすくなる」
台頭し始めたエコリアリズムの担い手のうち、最も意外な存在は「ブロズ・フォー・デカーボニゼーション(脱炭素化を求める野郎ども)」と名乗る団体だろう。マッチョ感あふれる名称のせいか、同団体のX(旧ツイッター)のプロフィールには「パロディーではない」とのただし書きまで付いている。
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