最新記事

潜水艇

悲劇の潜水艇タイタンで使用されていたロジテックのゲームコントローラーが動画のネタに。840万人視聴者が共感

Logitech Controller Review Goes Viral After Titan Sub Tragedy

2023年6月29日(木)19時31分
ジェイミー・バートン

深海に潜る潜水艇でゲームコントローラーを使っているというのが、タイタンの「売り」の一つでもあった(写真はイメージです) Vladyslav Severyn-Shutterstock

<タイタニック号探査ツアーで悲劇の最後を迎えた潜水艇タイタン。ところがこの悲劇をジョークのネタにしたゲーム用コントローラーのレビュー動画がTikTokでバスりにバスっている>

タイタニック号探索潜水ツアーの悲劇を連想させるダジャレ満載で、タイタンで操縦に使われていたのと同じゲーム用コントローラー「ロジクールF710」をレビューするTikTok動画がバズっている。深海に沈んだ豪華客船タイタニックを見に深海に潜り、途中で潜水艇が水圧に潰された。乗っていた5人全員が死亡した。この事故をネタに笑う動画は不謹慎だが、27日時点で840万人が視聴した。

TikTokユーザーの@toasterztechが作った動画は、「みなさんは、このコントローラーに見覚えがあるかもしれませんが、それは2011年から存在しているからに他なりません」 という語りから入る。その心は、タイタンがF710を操縦に使い始めたのがその2011年ごろ、ということだ。

アクションゲーム『グランド・セフト・オートV』の画面から取った、潜水艦爆発の映像も入る。

最後は「30ドルという価格は、ゲーム以外の用途にはお勧めできません。しかし、ロジクールはこのコントローラーにおおいなる深み(=深海)を与えています」と結ぶ。

共感にあふれるコメント

この動画には約1万7000件のコメントが寄せられているが、ほぼ全員がこのジョークに共感しているようだ。

「非常に深みのあるレビューで、間違いなく私のサブを獲得した」と、@guiltycandle28はコメントした。「サブ」とは、チャンネル登録のサブスクリクションと潜水艦のサブマリンを掛けたダジャレだ。

「このコントローラーは『サブマリンシミュレーター』で使える?」と突っ込んだユーザーもいる。

@lucas.bored0は「これは私の心を爆発させるコントローラーだ」と書いた。

一部に悲劇をネタにするのはどうか、というコメントもあったが少数派だ。

タイタンの事故の後、ロジテックの株価は急落した。

三菱UFJフィナンシャル・グループ
幅広いニーズに応える新NISAの活用提案──MUFGが果たす社会的使命
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

フィリピンと中国が非難の応酬、南シナ海の船舶衝突巡

ワールド

アルゼンチン、ミレイ氏が大統領就任 「痛み伴う改革

ワールド

来年開催のCOP29ホスト国、アゼルバイジャンで事

ビジネス

テスラは労働者の権利尊重を、ノルウェー年金基金が批
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イスラエルの過信
特集:イスラエルの過信
2023年12月12日号(12/ 5発売)

ハイテク兵器が「ローテク」ハマスには無力だった ── その事実がアメリカと西側に突き付ける教訓

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「未来の王妃」キャサリン妃が着用を許された、6本のネックレスとは?

  • 2

    ショッピングモールのデザインが「かつての監獄」と同じ理由

  • 3

    「ホロコースト」の過去を持つドイツで、いま再び「反ユダヤ」感情が上昇か...事件発生数が急増

  • 4

    下半身が「丸見え」...これで合ってるの? セレブ花…

  • 5

    中身が「透けすぎ」...米セレブ、派手なドレス姿で雑…

  • 6

    大統領夫人すら霞ませてしまう、オランダ・マキシマ…

  • 7

    「みっともない!」 中東を訪問したプーチンとドイツ…

  • 8

    英ニュースキャスター、「絶対に映ってはいけない」…

  • 9

    キャサリン妃の「ジュエリー使い」を専門家が批判...…

  • 10

    完全コピーされた、キャサリン妃の「かなり挑発的な…

  • 1

    「未来の王妃」キャサリン妃が着用を許された、6本のネックレスとは?

  • 2

    シェア伸ばすJT、新デバイス「Ploom X ADVANCED」発売で加熱式たばこ三国志にさらなる変化が!?

  • 3

    下半身ほとんど「丸出し」でダンス...米歌手の「不謹慎すぎる」ビデオ撮影に教会を提供した司祭がクビに

  • 4

    反プーチンのロシア人義勇軍が、アウディーイウカで…

  • 5

    下半身が「丸見え」...これで合ってるの? セレブ花…

  • 6

    周庭(アグネス・チョウ)の無事を喜ぶ資格など私た…

  • 7

    「傑作」「曲もいい」素っ裸でごみ収集する『ラ・ラ…

  • 8

    英ニュースキャスター、「絶対に映ってはいけない」…

  • 9

    「みっともない!」 中東を訪問したプーチンとドイツ…

  • 10

    ロシアはウクライナ侵攻で旅客機76機を失った──「不…

  • 1

    <動画>裸の男が何人も...戦闘拒否して脱がされ、「穴」に放り込まれたロシア兵たち

  • 2

    <動画>ウクライナ軍がHIMARSでロシアの多連装ロケットシステムを爆砕する瞬間

  • 3

    <動画>ロシア攻撃ヘリKa-52が自軍装甲車MT-LBを破壊する瞬間

  • 4

    ロシアはウクライナ侵攻で旅客機76機を失った──「不…

  • 5

    ここまで効果的...ロシアが誇る黒海艦隊の揚陸艦を撃…

  • 6

    最新の「四角い潜水艦」で中国がインド太平洋の覇者…

  • 7

    またやられてる!ロシアの見かけ倒し主力戦車T-90Mの…

  • 8

    レカネマブのお世話になる前に──アルツハイマー病を…

  • 9

    完全コピーされた、キャサリン妃の「かなり挑発的な…

  • 10

    「超兵器」ウクライナ自爆ドローンを相手に、「シャ…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中