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ウクライナ情勢

ウクライナの反転攻勢めぐりロシア、前線3カ所で激戦と発表 ウクライナが集落奪還との情報も

2023年6月19日(月)12時11分
ロイター
ブラホダトネに掲げられたウクライナ国旗

ロシア政府は18日にウクライナの前線3カ所で激しい戦闘があったと発表した。写真は17日、解放されたブラホダトネに掲げられたウクライナ国旗。提供写真(2023年 ロイター/Radio Free Europe/Radio Liberty/Serhii Nuzhnenko via REUTERS)

ロシア政府は18日にウクライナの前線3カ所で激しい戦闘があったと発表した。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は自国軍が敵の前進を阻止し、反攻が順調に進んでいるとの認識を示した。

和平交渉仲介を目指すアフリカ諸国代表団の提案をロシアとウクライナの双方が受け入れない姿勢を示したばかりだった。

ロシア側が任命したウクライナ南部ザポロジエ州の当局者によると、ウクライナは同州の集落ピャチハトキを奪還し、ロシアの砲撃にさらされながらそこで守りを固めている。

一方、ロシア国防省の日報は前線の3区間でウクライナの攻撃を撃退したとしているが、ピャチハトキには言及しなかった。ロシアの軍グループ「ボストーク」による別の声明では、ウクライナはこの集落の奪取に失敗したという。

ウクライナ軍参謀本部による夜の報告も、ピャチハトキには言及していない。ウクライナは先週の反攻開始時にピャチハトキ付近の集落であるロブコベとさらに東方のドネツク州の複数の集落を奪還したと発表した。

ゼレンスキー氏はビデオ演説で、ウクライナ東部の激戦地の一つであるアブデーフカ付近で「攻撃を非常に効果的に撃退している」と自国軍を賞賛。反攻が順調に進んでいると述べた。

ロイターは、戦況を独自に確認できていない。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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