
ウクライナ国旗の色を身につけ、ロシア国内でポーズする武装組織(5月23日、ベルゴロド州コズニカ) Russian Volunteer Corps/REUTERS
<ウクライナ政府はパルチザン攻撃への直接的な関与を否定しているが、軍事専門家は、それはウクライナの反転攻勢計画と「連携」していると言う>
Kinzhal missile makers "deceived" Putin, says Ukrainian ex-intel chief
ロシアの科学者3人は、キンジャールが想定されたダメージをウクライナに与えられなかったために逮捕されたと、元対外情報長官のマロムシュは22日にウクライナのメディア「TSN」に掲載されたインタビューの中で指摘した。3人は、キンジャールを「ほかに類のない高性能兵器」と「はっきり謳って」いたと説明。「プーチンを欺いたのだ」とつけ加えた。
キンジャールが迎撃されたとすれば、攻撃が「完全な失敗」に終わったことを示していると、マロムシュはウクライナのメディア「TSN」に語った。「だからキンジャールの開発者たちの運命もまた完全な失敗に終わることになる。彼らはロシアの軍事力の戦略基盤を損なったからだ」
本誌はこの件について、ロシア国防省と理論応用力学研究所にメールでコメントを求めたが、返答はなかった。
逮捕された3人の科学者の同僚たちは公開書簡の中で、「(3人は)いずれも愛国的で良識のある人間であり、捜査当局が疑っているようなことができる人々ではない」と主張し、さらにこう続けた。「我々は、同僚である彼らの今後を案じているだけでなく、自分たちが今後どうやって仕事を続けていけばいいのか分からずにいる」
プーチンは2018年の年次教書演説で、新型兵器としてキンジャールを発表。2022年8月にはロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が、キンジャールはウクライナで「素晴らしい特性」を発揮したと述べていた。
アメリカの軍事専門家デービッド・ハンブリングは以前本誌に、真に極超音速のミサイルであれば、防空システムでの迎撃はきわめて難しいはずだと指摘していた。キンジャールはあらゆる点から考えて、限定的な軌道修正能力しかない「空中発射式の弾道ミサイルにすぎない」と。
2023年6月13日号(6月6日発売)は「最新予測 米大統領選」特集。トランプ、デサンティス、ペンス……名乗りを上げる共和党候補。超高齢の現職バイデンは2024年に勝てるのか?
Explosions in Belgorod As Russia Faces 'Multi Domain Security Threat'
ウクライナ国旗の色を身につけ、ロシア国内でポーズする武装組織(5月23日、ベルゴロド州コズニカ) Russian Volunteer Corps/REUTERS
<ウクライナ政府はパルチザン攻撃への直接的な関与を否定しているが、軍事専門家は、それはウクライナの反転攻勢計画と「連携」していると言う>
ジョージ・ストーニチジさん(写真)は、2回の大統領選挙でトランプ前大統領に投票した。今も国内政策ではトランプ氏が最高だと評価している。だが、2024年の大統領選挙でトランプ氏が共和党候補としての指名を獲得し、バイデン現大統領と争うのであれば、ストーニチジさんは票を投じないつもりだ。ペンシルベニア州リーハイトンで4月25日撮影(2023年 ロイター/Gram Slattery)
ジョージ・ストーニチジさんは、2回の大統領選挙でトランプ前大統領に投票した。今も国内政策ではトランプ氏が最高だと評価している。だが、2024年の大統領選挙でトランプ氏が共和党候補としての指名を獲得し、バイデン現大統領と争うのであれば、ストーニチジさんは票を投じないつもりだ。
ロシア当局は23日、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州にウクライナ側から侵入してきたとする戦闘員の集団を、2日間にわたる戦闘の末に撃退したと発表した。提供画像(2023年 ロイター)
ロシア当局は23日、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州にウクライナ側から侵入してきたとする戦闘員の集団を、2日間にわたる戦闘の末に撃退したと発表した。こうした戦闘はロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降で最大規模だったとみられている。
Russia Will Be 'Nervous' Over F-16s for Two Reasons: Retired Air Marshal
F-16は戦いの土俵そのものを変えてしまう? TV5MONDE/YouTube
<F-16戦闘機に最先端兵器がついてくるだろうことはもちろん、F-16が将来配備されるだろうと思うだけでこれまでのロシアの軍事計画すべてが狂い、それがロシアを削って敗北させる>
ウクライナ国境に近いロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は22日、ウクライナの「破壊工作集団」がロシア領内に侵入したが、ロシア軍がこれを退けているとした。2022年8月撮影(2023年 ロイター/Alexander Ermochenko)
ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は22日、ウクライナの「破壊工作集団」がロシア領内となる国境の地区グライボロンに侵入したが、ロシア軍がこれを退けているとした。