台湾で「くまのシーさん」ワッペンが大ヒット、きっかけは軍の戦闘機乗り

スーは台湾空軍を退役した自他共に認める「ミリオタ」。中国が台湾に対し圧力を強めるなか、兵士の士気を高めようとこのワッペンを作ったという。だが、軍の通信社の写真を見るまで、現役の兵士が軍服に付けていることは知らなかったそうだ。

ワッペンはネット上のさまざまな通販サイトで販売されているが、スーによれば、台湾軍とは無関係だ。台湾空軍はロイターの取材に対し、このワッペンを付けるよう兵員に「特に奨励」はしていないが、士気を高める試みは歓迎すると述べている。

受注の急増を受けて、スーは生産を急ぐよう製造元に発破をかけた。買い手は兵士にかぎらず、一般市民の間でも人気沸騰中で、事実上の米大使館である米国在台湾協会からも引き合いが来ているという。