最新記事

新型コロナウイルス

従業員の大量「逃亡」動画が話題...中国の工場「封鎖」がもたらすiPhone供給危機

2022年11月8日(火)17時41分
ジョン・フェン
フォックスコン従業員

鄭州市の宿舎から帰省する従業員(10月30日) VCG/GETTY IMAGES

<ゼロコロナ政策のため、当局によって封鎖されたフォックスコンの工業団地。劣悪な環境から脱出する労働者たちが続出し、iPhone生産への影響も予想される>

アメリカのホリデーシーズンを前に、中国のゼロコロナ政策がiPhoneの生産にブレーキをかけるかもしれない。11月2日、中国河南省鄭州市当局はコロナ封じ込め策として、市内にある米アップルの主要サプライヤー、台湾のフォックスコン(鴻海科技集団)の工業団地を11月9日まで封鎖すると発表した。

ここには従業員20万人を抱える世界最大のiPhone工場があり、最新機種のiPhone14も製造。同社は通常どおり生産を続けるとしているが、ロックダウンにより団地内では必要不可欠な労働者や車両以外は通行禁止となる。

封鎖直前にはクラスターが発生した団地から従業員が集団で逃げ出す動画が拡散。フォックスコンの劣悪な労働環境が批判にさらされている。

■【動画】封鎖で食糧不足が深刻化したこともあり、我先に脱出する中国工場の労働者たち

同社は世界のiPhoneの7割を出荷しており、その大部分が鄭州の工場で製造されている。iPhoneの年間売り上げの30%を占めるアメリカのホリデーシーズンを前に、人手不足が懸念される。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、パレスチナ国家の一方的承認に否定的 直接交渉を

ワールド

指名争い撤退のヘイリー氏、トランプ氏に投票と表明

ビジネス

FRB、ディスインフレ確信も「予想より時間かかる」

ワールド

英総選挙、7月4日に実施 スナク首相が表明
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:スマホ・アプリ健康術
特集:スマホ・アプリ健康術
2024年5月28日号(5/21発売)

健康長寿のカギはスマホとスマートウォッチにあり。アプリで食事・運動・体調を管理する方法

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結果を発表

  • 2

    ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決するとき

  • 3

    「目を閉じれば雨の音...」テントにたかる「害虫」の大群、キャンパーが撮影した「トラウマ映像」にネット戦慄

  • 4

    高速鉄道熱に沸くアメリカ、先行する中国を追う──新…

  • 5

    「天国にいちばん近い島」の暗黒史──なぜニューカレ…

  • 6

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された─…

  • 7

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 8

    魔法の薬の「実験体」にされた子供たち...今も解決し…

  • 9

    「テヘランの虐殺者」ライシ大統領の死を祝い、命を…

  • 10

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気を失った...家族が語ったハマスによる「拉致」被害

  • 4

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 5

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 6

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 7

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の…

  • 8

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 9

    米誌映画担当、今年一番気に入った映画のシーンは『…

  • 10

    「まるでロイヤルツアー」...メーガン妃とヘンリー王…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中