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ロシアがウクライナで使う「カミカゼ・ドローン」の実態とは?

2022年10月19日(水)17時21分

ロシア軍は、ウクライナに数十機の自爆型ドローン(無人機)「カミカゼ・ドローン」を放ち、エネルギーインフラを攻撃、首都キーウで5人が死亡した。写真は17日、キーウ上空を飛ぶロシアのドローン。ウクライナ側は、イラン製の攻撃用ドローン「シャハド136」と見ている(2022年 ロイター/Roman Petushkov)

ロシア軍は17日、ウクライナに数十機の自爆型ドローン(無人機)「カミカゼ・ドローン」を放ち、エネルギーインフラを攻撃、首都キーウで5人が死亡した。

ウクライナ政府によると、使われたのはイラン製の攻撃用ドローン「シャハド136」で、標的に向かって巡航し、急降下して衝突時に爆発する兵器。ウクライナ政府は18日、ロシア軍がウクライナへの攻撃にイラン製ドローンを使っていることを理由にイランと断交する姿勢を示した。

イラン政府はロシアへのドローン提供を否定。ロシア政府もコメントを出していない。米政府はイラン政府の否定は嘘だとしている。

ウクライナ軍は9月13日、奪還した北東部クピエンスクの近くでイラン製ドローンを破壊したと初めて発表した。

ウクライナ国防省は、破壊されたドローンの一部と思われる画像を公表し、イラン製のシャハド136と断定した。

軍のデータによると、ロシアは当初、前線でウクライナの軍用機器を攻撃するためにドローンを使用していたが、9月後半にはオデーサ、ミコライウ、ハリコフ州のインフラへの攻撃に使用するようになった。今週17日にはキーウへの攻撃で初めてドローンが大量に使用された。

ウクライナ空軍報道官によると、政府がシャハド136と断定したドローンは、翼幅2.5メートル、40キロの弾頭を搭載した質量200キロの兵器で、巡航速度120キロで飛行する。

同報道官は、このドローンが塊となって飛ぶことができ、レーダー上では1つの点に映っていても、実際には5つのドローンが飛んでいると説明。ドローンが複雑かつ小さいので、複数のドローンを100%攻撃することは不可能だとした。

また、ドローンの航続距離は2500キロとされるが、燃料の制限や大きさのために、実際には1000キロ以上は飛べないという。

ウクライナは、対空砲や大口径機関銃システムなど、ドローンに対処するためのより良い防空体制が必要だと主張している。18日には、イスラエルに防空物資の即時供給と同分野での協力を求める公式文書を送ると発表した。

ウクライナ政府によると、ドローンは主に南から発射されているが、ベラルーシやロシアのクルスク州から発射された例もある。こうしたドローンの85%は撃墜されたという。

ウクライナ空軍報道官によると、同軍は今週17日から18日にかけて51機のシャハド136を撃墜した。17日時点では、ロシアがドローンを使い始めてから、撃墜したドローンの数がのべ100機と発表していた。

キーウ在住の軍事アナリスト、オレフ・ジダーノフ氏は、あるドローンを分解したところ、中国製とイラン製の2種類の部品で構成されていることが分かったと述べた。

[ロイター]


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