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プロパガンダ

中国国外には知られたくない真実...共産党政権が潰したい「大翻訳運動」とは?

2022年4月26日(火)12時00分
ジェームズ・パーマー(フォーリン・ポリシー誌副編集長)
大翻訳運動

kool99-iStock

<中国政府が国内向けに発信する過激なプロパガンダや、それに追従する人々の言説を国外に広めようとする試みは、共産党にとっては非常に都合が悪い>

中国国営メディアが「大翻訳運動」たたきに乗り出した。中国政府に批判的な人々が国外のソーシャルメディアなどで匿名で行う、中国政府のプロパガンダやネット上の(主にナショナリストの)過激なコメントを英語に翻訳して拡散する運動のことだ。

中国語を習得する人の増加や機械翻訳の向上によって中国語コンテンツへのアクセスが容易になり、中国語の文書などが欧米で読まれることがここ数年で格段に増えたことに、中国政府は気付いている。

この動きは中国政府にとっては厄介だ。理由の1つに、国内外で政権が2つの顔を使い分けていることがある。国外向け英語コンテンツは平和かつ国際協力的な表現で比較的穏健な姿勢に徹する一方、国内向けの中国語メッセージは被害妄想気味でナショナリスト的、暴力的なことも多い。

中国の「戦狼外交」を見れば分かるように、中国では二者択一の場合、穏健な発言よりナショナリスト的主張が選ばれることがほとんどだ。

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