最新記事

人権問題

米、ロシアの国連人権理事会の資格停止要請へ 総会で週内採決も

2022年4月5日(火)08時46分
ロシア軍のドラム缶

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は4日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊のブチャで民間人とみられる多数の遺体が見つかったことを受け、ロシアの国連人権理事会のメンバー資格停止を国連総会に求める意向を明らかにした。ブチャで2日撮影。提供写真(2022年 ロイター/Konstantin Kuzhelniy via REUTERS)

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は4日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊のブチャでロシア軍撤退後に民間人とみられる多数の遺体が見つかったことを受け、ロシアの国連人権理事会のメンバー資格停止を国連総会に求める意向を明らかにした。

トーマスグリーンフィールド大使は「ロシアの人権理事会への参加は茶番」で「間違っている。そのため資格停止に向け国連総会で採決する時期と確信している」とし、週内に採決を実施することを目指していると語った。

決定には、193加盟国の3分の2の支持を獲得する必要がある。

トラス英外務相もツイッターへの投稿で、ブチャで民間人とみられる遺体や集団墓地が発見されたことを「戦争犯罪の強力な証拠」と強調。「ロシアは国連人権理事会のメンバーにとどまることはできない」とし、「ロシアの資格を停止する必要がある」と述べた。

ロシアのジュネーブ国際機関代表部のガティロフ大使は大多数の支持を取り付ける可能性は低いとし、「米政府は国連人権理事会を含む国際機関からのロシア排除もしくは資格停止を目指し、ウクライナ危機を自らの利益のために利用している」という見方を示した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・ロシア戦車を破壊したウクライナ軍のトルコ製ドローンの映像が話題に
・「ロシア人よ、地獄へようこそ」ウクライナ市民のレジスタンスが始まった
・【まんがで分かる】プーチン最強伝説の嘘とホント
・【映像】ロシア軍戦車、民間人のクルマに砲撃 老夫婦が犠牲に


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イランで死刑執行が大幅増、今年800人超=国連機関

ワールド

米、パレスチナ当局者へのビザ発給を拒否 国連総会を

ワールド

イスラエル、ガザ援助物資搬入のための一時停戦を終了

ワールド

プーチン氏、中国で金正恩氏との会談検討=ロシア高官
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界がうらやむ国」ノルウェーがハマった落とし穴
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    自らの力で「筋肉の扉」を開くために――「なかやまき…
  • 8
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 9
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 10
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 7
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 8
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 9
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中