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災害米竜巻被害、ケンタッキーなどで死者74人に 少なくとも109人の安否不明

米ケンタッキー州のビシア州知事は、週末に南部・中西部の6州を襲った複数の竜巻の被害で74人の死亡が確認されたと明らかにした。写真はケンタッキー州で撮影(2021年 ロイター/Adrees Latif)
米ケンタッキー州のビシア州知事は13日、週末に南部・中西部の6州を襲った複数の竜巻の被害で74人の死亡が確認されたと明らかにした。現時点で少なくとも109人の行方が分かっておらず、死者数は今後増える恐れがあるとしている。
ケンタッキー州では子ども6人を含む少なくとも64人の死亡を確認。州内では大規模な停電が続いており、ボランティアが被災者の救援にあたっている。
現地ではなお安否の確認が続いており、ビシア知事は「死者および被害の規模を確認するまでに、数週間を要する可能性がある」と述べた。
ビシア知事によると、州内で確認された死者の年齢は生後5カ月から86歳だった。
このほかイリノイ州ではアマゾン・ドット・コム倉庫で6人が死亡。アーカンソー州では高齢者施設が被災し、1人が死亡、州内の死者は2人となった。テネシー州では4人、ミズーリ州では2人の死亡が確認された。
バイデン大統領はこの日、15日に米ケンタッキー州を訪問し、竜巻による深刻な被害状況を調査すると明らかにした。
大統領は12日、ケンタッキー州に大規模災害宣言を発出。これにより連邦政府による追加支援が可能になった。

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