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フランス政府、コロナ規制への反発で混乱続くグアドループに警察・治安部隊追加派遣へ

2021年11月30日(火)10時19分
カリブ海の仏領グアドループ

フランス政府は、カリブ海の仏領グアドループで2週間にわたり混乱が続いている事態を受け、精鋭のSWATチームを含む警察隊を派遣するとともに、夜間外出禁止令を延長する。ルコルニュ海外県・海外領土相が29日明らかにした。写真はグアドループで22日撮影(2021年 ロイター/Ricardo Arduengo)

フランス政府は、カリブ海の仏領グアドループで2週間にわたり混乱が続いている事態を受け、精鋭のSWATチームを含む警察隊を派遣するとともに、夜間外出禁止令を延長する。ルコルニュ海外県・海外領土相が29日明らかにした。

現地当局はこの日早く、午後6時から午前5時までの外出禁止令の期限を12月2日まで延長すると発表していた。

グアドループでは、医療従事者に対する新型コロナウイルスワクチン摂取義務化計画が引き金となり、生活水準や政府との関係に対する長期的な不満が噴出、警官銃撃や店舗襲撃などが発生している。

ルコルニュ海外相は事態収拾のため週末に政府から派遣されており、30日に警察部隊70名とSWAT隊員10名が治安強化のため派遣されると述べた。

グアドループには、1970年代にバナナ農園で使用された毒性のある農薬に多数の人が組織的にさらされた経緯から、政府の医療機器対応に対する歴史的な不信感がある。抗議者らは、治療の選択を認められるべきと主張している。



[ロイター]


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