最新記事

アメリカ社会

レストランでマスク拒否、口論になった年配客を突き飛ばした男が顔面を殴られる

2021年11月4日(木)18時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
マスク着用ルール

マスク未着用が理由で入店を拒否される事例は少なくない(写真はイメージです) Gwengoat-iStock

<動画は公開後1週間で700万回以上再生されている>

米カリフォルニア州の飲食店でマスクの着用を拒否した男性が顔面を殴られる動画が話題となっている。

ツイッターに投稿された映像は、マスクをしていない男が従業員に罵声を浴びせているところから始まる。

男は店を出ようとしたが、「出ていけ」という他の客の野次に反応し、店内に戻ってきた。後ずさりする年配の男性客に「何がしたいんだ」と迫り、突き飛ばした。

これに反応した数人の客が詰め寄り、その中の一人が男の顔を殴った。男はむせび泣き、自分を殴った客に対して「暴行だ」と主張したが、他の客に促されるまま店を後にした。

この投稿に対して、著名人をはじめ多くのユーザーがコメントを残している。

男を追放したレストランの客たちが称賛される一方、あるユーザーは「彼らは皆同じだ」とツイート。「自分より弱い相手には強く出るが、反撃されるとすぐに『暴行だ』『訴えてやる』とか言って臆病者になる」と続けた。

「マスクという"演劇"にはもう我慢できない」

店が決めたマスク着用ルールに従わなかったために入店を拒否されるという話は珍しくない。

作家でテキサス州にある書店オーナーのライアン・ホリデイは、マスク未着用のため入店を断った客から受け取った手紙を公開した。

「お店のことは応援していたが、マスク着用ルールのせいでお店を追い出されてがっかりした」

匿名の女性からのこの手紙には「マスクという"演劇"にはもう我慢できない」ともつづられ、その予防効果がことごとく否定されている。

米国疾病管理予防センター(CDC)は、ウイルスを含む飛沫の放出を防ぐためにマスクの使用を推奨している。

手紙を受けてホリデイは次のように述べた。

「子供たちや従業員の安全を守ることと(最低な)顧客を失うこと、どちらを選ぶかは考えるまでもない」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:現実路線に転じる英右派「リフォームUK」

ビジネス

ネクスペリア中国部門「在庫十分」、親会社のウエハー

ワールド

トランプ氏、ナイジェリアでの軍事行動を警告 キリス

ワールド

シリア暫定大統領、ワシントンを訪問へ=米特使
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「今年注目の旅行先」、1位は米ビッグスカイ
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 5
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつか…
  • 6
    筋肉はなぜ「伸ばしながら鍛える」のか?...「関節ト…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 9
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 10
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 10
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中