最新記事

セレブ

天才実業家イーロン・マスクの奇想天外な恋

Are Grimes and Elon Musk Married? The Eccentric Couple's Relationship Explained

2021年5月11日(火)14時36分
ダン・キャンチアン
2018年5月に開催されたメットガラに現れたマスクとグライムス

2018年5月に開催されたメットガラにそろって現れたマスクとグライムス Nicki Swift-YouTube

<3度の結婚を繰り返した恋多き男イーロン・マスクが「AIつながり」で交際を始めたお相手は、これまたエキセントリックな歌手グライムス。2人の間に生まれた赤ん坊の名前は「X ÆA-Xii」!?>

5月8日、イーロン・マスクは、テレビの人気バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」に、ゲスト司会者として登場した。

テスラとスペースXの創業者で変わり者の億万長者であるマスクは、近年最も物議を醸している実業家の一人だ。

新型コロナ対策の外出禁止令で工場が操業できないとカリフォルニア州と喧嘩したり、奇天烈なビジネスベンチャーを立ち上げたり、仮想通貨ビットコインの相場を乱高下させたりお騒がせな男だが、プライベートもかなりの注目を集めている。

現在、イーロン・マスクは独身だが、カナダ人歌手グライムス(本名クレア・ブーシェ)と3年以上交際している。

歌姫とのオタクな出会い

ゴシップ・サイトのページ・シックスによると、2人を結び付けたのは、人工知能(AI)に関するジョークだった。マスクはグライムスの3年越しのジョークにノックアウトされたと言われている。


あるとき、マスクは「ロコのバジリスク」というAIの思考実験の名前から「ロココ・バジリスク」というダジャレを思いついた。

ロコのバジリスクとは、将来AIが全知全能になると、AIを創造するというアイデアを思いついていながら実行しなかった人間を過去にさかのぼって罰するのではないか、という複雑な思考実験のこと。それと、18世紀にフランスで流行した美術様式「ロココ」を掛け合わせたシャレである。

ところが、ネットを検索したマスクは、グライムスが脚本、監督、編集を行った3年前のミュージック・ビデオ「血のない肉」で、「ロココ・バシリスク」というキャラクターを既に登場させていたことを発見したというのだ。

グライムスとマスクは2018年5月、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催される毎年恒例のファッションの祭典「メットガラ」に連れ立って姿を現し、交際を明らかにした。その2カ月後にはマスクの5人の息子とともに、スペースXが主催する高速地上輸送のハイパーループポッド・コンペティションに出席した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

トレンド追随型ヘッジファンド、今後1週間で株400

ビジネス

政府、経済対策を閣議決定 高市首相「財政の持続可能

ワールド

インド総合PMI、11月は59.9 製造業鈍化で半

ワールド

ホワイトハウス、女性記者を「子ブタ」と呼んだトラン
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    中国の新空母「福建」の力は如何ほどか? 空母3隻体…
  • 6
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 7
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 8
    幻の古代都市「7つの峡谷の町」...草原の遺跡から見…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中