最新記事

日本社会

東京五輪開幕まで100日、難しいコロナ対策 猛暑との両立も課題

2021年4月14日(水)11時50分
東京五輪の聖火トーチ

東京五輪・パラリンピックの開会式まであと100日、開催国の日本では新型コロナウイルスの感染が再び拡大している。写真は3月、南相馬市で撮影した聖火(2021年 ロイター/Issei Kato)

東京五輪・パラリンピックの開会式まであと100日、開催国の日本では新型コロナウイルスの感染が再び拡大している。聖火リレーは限定的な形で実施され、大会自体も前例のない特別な形での開催になることが確実だ。大会組織委員会の中村英正・大会開催統括は、順調に準備が進んでいるとする一方、事態が流動的なコロナ対策の難しさを指摘する。暑さとマスクの両立も課題だという。

100日後に迫る東京大会は、海外からの観客を受け入れないことがすでに決まっており、国内の観客の扱いが焦点となっている。4月中に観客数の上限が決まる見通しだが、中村氏は12日、ロイターの取材に対し、「4月中に決めきれるかというと、5月、6月にどういうふうにコロナがなってくるかわからない」と指摘。「4月中にどういうプロセスで何を決めていくのかということを整理できればと思う」と述べた。

観客の上限数は、日本国内で現在行われているスポーツイベントに適用されているルールに準ずるという。中村氏は「特別にオリパラだから(条件を)緩くするとかということは、基本的にはないと考えている」と語った。

コロナ対策、罰則より納得が重要

組織委など大会主催者は2月、コロナの感染防止対策をまとめた「プレイブック」の第1版を公表した。4月中に第2版を出すが、中村氏は「(開会式の)3カ月前ということで、完璧なものは難しいと思う。今の時点のものを示して、いろいろ意見をもらい、6月(公表予定)の最終版に向け、一歩一歩進めていきたい」と述べた。

ルールに違反した場合の罰則を最終版に盛り込むかどうかについては「罰則で縛ろうということではなく、具体的に選手村や競技会場でどういうことを守ってもらうのか、わかりやすく書くことが大事」だとし、説得力のあるルールブックを作っていく考えを示した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

TikTok、米国事業の売却完了 新合弁会社を設立

ワールド

インタビュー:「逃げの解散」、金利上昇続けば路線変

ワールド

NZ中銀総裁、2%のインフレ目標にコミット 強いC

ワールド

プーチン氏が米特使らと会談、ウクライナ交え23日に
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 2
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレアアース規制で資金が流れ込む3社とは?
  • 3
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている「とてつもなく巨大な」生物...その正体は?
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 8
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 9
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 10
    ノーベル賞に選ばれなかったからグリーンランドを奪…
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中