ニュース速報
ワールド

イラン抗議デモで死者500人超、トランプ氏「強力な選択肢検討」

2026年01月12日(月)10時04分

 イラン全土に広がった反政府デモで、人権団体によると500人以上が死亡した。イランは、 トランプ米大統領がデモ参加者のために介入するという脅しを実行した場合、米軍基地を標的にすると警告した。写真はイランの都市マシュハドでの抗議活動の様子。10日公開されたソーシャルメディアの映像から(2026年 ロイター)

Parisa ‍Hafezi Rami Ayyub Maayan Lubell

[ドバイ/エルサレ‌ム 11日 ロイター] - イラン全土に広がった反政府デモで、人権団体によると500人以上が死亡した。イランは‌、 トランプ米大統領​がデモ参加者のために介入するという脅しを実行した場合、米軍基地を標的にすると警告した。

トランプ氏はデモ参加者に武力が行使された場合、介入すると繰り返し脅している。

‌米国を拠点とする人権団体HRANAは、イラン内外の活動家から得た最新の数字に基づき、過去2週間の騒乱で490人のデモ参加者と48人の治安要員の死亡を確認したと明らかにした。1万0600人以上が拘束されたという。

イランは公式な死者数を発表しておらず、ロイターは独自に死者数を確認できなかった。

トランプ氏はイランを巡る選択肢について13日に上級​顧問と協議する予定だと米政府当局者が⁠11日、ロイターに明らかにした。

米紙ウォール・ストリー‍ト・ジャーナル(WSJ)によると、軍事攻撃、イランの軍事施設および民間施設に対する秘密のサイバー兵器使用、イラン政府に対する追加制裁、オンライン上の反政府情報源への支援などについて議論す‍る見通しという。

トランプ氏は11日夜、大統領専‍用機‌内で記者団に対し「軍が検討中だ。非常に強‍力な選択肢を検討している」と語った。

イランのカリバフ国会議長は米国に対し、「判断を誤らないよう」警告。「イランが攻撃された場合、占領地(イスラエル)だけでなく、全ての米軍基地と艦船がわれわれ⁠の正当な標的になるだろう」と述べた。

イランでは先月下旬に物価高騰への不満から抗議活動が始⁠まったが、その後、反政府デモ‍へと発展し各地に広がった。

イラン当局は米国とイスラエルが問題をあおっているとし、「米国とイスラエルが主導するテロ​行為」を非難する全国集会を12日に開催するよう呼びかけたと、国営メディアは報じている。

イランでは8日からインターネットが遮断されており、情報の入手が困難になっている。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米政権が刑事訴追警告とパウエル氏、金利巡る圧力強化

ワールド

イラン抗議デモで死者500人超、トランプ氏「強力な

ワールド

トランプ氏、ベネズエラ石油収入の差し押さえ阻止へ大

ビジネス

パウエルFRB議長を捜査、米連邦検察 本部改修巡り
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画をネット民冷笑...「本当に痛々しい」
  • 4
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 9
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 10
    決死の嘘が救ったクリムトの肖像画 ──ナチスの迫害を…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中