最新記事

感染第3波

東京都12日のコロナ感染307人、重症者102人 小池知事「緊急事態宣言以降、昼間の人流が増加」

2021年2月12日(金)21時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

東京都は12日、都内で新たに307人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

東京都は12日、都内で新たに307人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:14人(約5%)
10代:15人(約5%)
20代:44人(約14%)
30代:48人(約16%)
40代:49人(約16%)
50代:36人(約12%)
60代:35人(約11%)
70代:25人(約8%)
80代:24人(約8%)
90代:17人(約6%)
となっている。また65歳以上の高齢者は80人となっており、全体の26%を占めている。

また、重症者は前日の103人に対して102人となっている。

これで東京都内で確認された陽性者の累計は105,765人となった。

新規陽性者が減少傾向に転じたことから、医療提供体制のひっ迫を受けて増加していた自宅療養者と入院・療養等調整中も減少しており、自宅療養者は1,271人、入院・療養等調整中も1,070人となっている。

またPCR検査などでの陽性率も1月7日の14.5%から徐々に下がりはじめており、7日間移動平均値をもとに算出した11日の数値は5.1%にまで低下している。

小池知事「緊急事態宣言以降、昼間の人口は増加」

こうしたなか、12日午後、定例の記者会見で小池知事は「夜間の滞留人口については大きく下がっている一方、昼間人口は減少どころか、緊急事態宣言以降増加しており、特にランチ時間帯はその傾向が顕著になっている。夜間だけではなく昼間も休日も徹底して外出の自粛をお願いしたい」と感染対策の徹底を求めた。

また新規陽性者が減少するなかで緊急事態宣言の解除については「「宣言解除」という話題が出ると、それを聞いて人流が増加に転じる。そういうアナウンスメント効果についても留意いただきたいと思っている。また、取組の手をここで緩めることは結局、また元に戻って、これまでの努力が水泡に帰してしまう。そのようなことには絶対にしたくないと皆さん思っておられるだろう。だから、今ひとつの協力をよろしくお願いしたい」と述べて、緊急事態宣言の解除についてはまだ先になると語った。


=====

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数

 

東京都・新型コロナウイルス重症者数

 

東京都・新型コロナウイルス新規陽性者・年代別内訳

 

現在の患者数

 
 

感染第3波以降の各曜日別の新規陽性者の推移

感染第3波以降の患者数の推移

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計

 

PCR検査等の結果

 

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は3日続落、リスクオフで1620円安 今年

ワールド

訪日客17%増の389万人、10月の最多を大幅更新

ビジネス

クレディ・アグリコル、28年の純利益目標設定 市場

ワールド

中国の世界的な融資活動、最大の受け手は米国=米大学
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 3
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国か
  • 4
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    山本由伸が変えた「常識」──メジャーを揺るがせた235…
  • 9
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 10
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 10
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中