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米中対立中国政府、ブルームバーグ記者を拘束 「国家の安全脅かした」疑い
中国の公安当局は国家の安全を脅かした疑いでブルームバーグの北京支局に勤務する中国人記者を拘束した。ブルームバーグと中国外務省が明らかにした。写真は4月29日、北京で(2020年 ロイター/Thomas Peter)
中国の公安当局は国家の安全を脅かした疑いで、ブルームバーグの北京支局に勤務する中国人記者を拘束した。ブルームバーグと中国外務省が11日明らかにした。
同社の報道によると、拘束されたのはヘイズ・ファンさんで、編集者1人と連絡を取った後、7日に私服の当局者にマンションから連行される姿が目撃されたという。
中国外務省は「中国国籍のファン氏は国家の安全を脅かす犯罪行為に従事した疑いで、中国の関連法によって北京市公安局に拘束された」と、ロイターの取材に応じて述べた。
北京市公安局からはコメントを得られていない。
ブルームバーグは、ファンさんの拘束について「非常に懸念しており、状況をさらに把握するために中国当局と積極的に話をしている」などとロイターに明らかにした。
ブルームバーグによると、ファンさんは2017年からブルームバーグに勤務し、これまでにCNBC、CBSニュース、アルジャジーラ、ロイターでも勤務していた。
中国当局は国内で活動する外国メディアへの圧力を強めており、米中関係が悪化する中、今年は米メディアの外国人ジャーナリスト10人以上の記者資格を取り消し国外追放した。
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