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IOC会長バッハ、菅首相に東京五輪の海外観客へのワクチン接種を提案 入場できる観客規模は議論せず

2020年11月16日(月)16時39分

橋本聖子五輪担当相は16日、来日中のバッハ国際オリンピック協会(IOC)会長と菅義偉首相の会談では、会長から観客を入れる形での大会開催に強い期待表明があったが、観客の規模についての具体的なやり取りはなかったと明らかにした。写真は2020年11月16日に首相官邸を訪れたバッハ会長とグータッチする菅首相。(2020年 ロイター/プール経由)

橋本聖子五輪担当相は16日、来日中のバッハ国際オリンピック協会(IOC)会長と菅義偉首相の会談ではバッハ会長から、海外からの観客は1人でも多くワクチンを接種することが望ましいとの提案があったことを明らかにした。会場に入れる観客の規模について具体的な議論はなかったという。会談に同席した後、記者会見に応じた。

橋本五輪相によると、菅首相は東京ドームや横浜スタジアムで観客は満員の7─8割に抑え科学的な根拠も踏まえた実証実験を行っている旨を説明。これに対してバッハ会長は「東京大会を開催できると確信していたが、菅首相の話を聞いてさらに来年開催できる確信を得たと話していた」という。

また、首相は、現在政府や五輪関係者で定期的に開催しているコロナ対策調整会議で五輪のコロナ対策や観客の処遇について議論しており、年内に取りまとめる方針を説明したという。

(竹本能文)

[ロイター]


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