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教育米移民局、オンライン授業のみ履修する留学生に滞在認めない方針

米移民・関税執行局(ICE)は、今秋からの新学期にオンラインの授業しか履修しない外国人留学生には米国内の滞在を認めないと発表した。写真はハーバード大学。3月10日、マサチューセッツ州ケンブリッジで撮影(2020年 ロイター/Brian Snyder)
米移民・関税執行局(ICE)は6日、今秋からの新学期にオンラインの授業しか履修しない外国人留学生には米国内の滞在を認めないと発表した。
ICEは、新学期の授業を完全にオンラインで行う学校の留学生について、出国するか、もしくは対面授業を行う別の学校に転校する必要があるとし、従わない場合は強制退去の手続きを行う可能性もあるとしている。
対象となるのは学生ビザ「F─1」と「M─1」の保持者。対面で授業を受ける留学生は影響を受けない。一部の授業をオンラインで履修するF─1ビザ保持者も、大学の証明があれば引き続き滞在できる。M─1ビザ保持者と英語学習プログラムのF─1ビザ保持者は、オンラインでの履修は一切認められない。
この措置により影響を受ける学生ビザ保持者の数は不明だが、留学生は通常、学費の減免がないため、多くの大学にとって重要な収入源となっている。
新型コロナウイルスの流行が続く中、米国の大学は新学期の授業方針を明らかにし始めている。ハーバード大学は6日、2020─21年度の授業をオンラインで実施すると発表した。
トランプ政権は6月、米経済を支援するためとして、特殊技能職ビザ(H1B)など一部就労ビザの発給を停止する方針も打ち出している。

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