最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(8日現在)

2020年5月8日(金)13時18分

■FRBの経済支援策はなお残存=サンフランシスコ連銀総裁

米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は7日、米連邦準備理事会(FRB)は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による影響に対応するため、ゼロ%付近への政策金利引き下げや数兆ドルの米国債購入、一連の融資プログラム導入などを決めたが、米経済を押し上げる政策はまだ残っているとの見方を示した。

■IMF、50カ国に新型コロナ緊急支援 総額180億ドル

国際通貨基金(IMF)のライス報道官は7日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に対する緊急支援制度で、加盟189カ国のうち50カ国からの支援要請を承認したと発表した。支援額は合計で約180億ドルに達するという。この他に50件超の支援要請があり、引き続き迅速に対応していくと述べた。

■独サッカーのブンデスリーガ、無観客で16日再開 欧州で初

ドイツサッカーリーグ(DFL)は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中断していたブンデスリーガを今月16日から再開すると発表した。再開は約2カ月ぶりで、欧州リーグでは初めて。

■ECB、独憲法裁判断に「阻まれず」 必要な対策取る=総裁

ドイツ連邦憲法裁判所が欧州中央銀行(ECB)の量的緩和政策(QE)を一部違憲と判断したことについて、ラガルド総裁は7日、ECBは憲法裁の判断に阻まれず、責務達成に向け引き続き必要な対策を取ると明言した。

■英のコロナ死亡リスク、黒人や南アジア系で高く 職業も影響か

英国立統計局(ONS)は7日、黒人や南アジア系の男性が新型コロナウイルス感染症で死亡するリスクが白人と比較して約2倍高いとする報告書を発表した。南アジア系にはバングラデシュやパキスタンが含まれ、貧困などの要因を考慮すると死亡リスクはさらに上がるという。

■ロシア、新型コロナ感染者17.7万人に急増 世界5番目に

ロシア保健当局は7日、新型コロナウイルス感染者が過去24時間で1万1231人急増し、累計17万7160人になったと発表した。感染者数は世界で5番目に高い水準となった。

■米モデルナ、新型コロナワクチンの中期臨床試験を間もなく開始

ワクチン開発の米モデルナは7日、COVID─19(新型コロナウイルス感染症)ワクチンの中期臨床試験を間もなく開始すると発表した。後期臨床試験は初夏の開始が見込まれるという。

■英中銀、追加緩和見送り 深刻な不況予想し必要に応じて支援へ

イングランド銀行(英中銀)は7日、政策金利と量的緩和(QE)の規模を据え置くと発表した。市場の予想通り追加緩和を見送ったが、新型コロナウイルスの感染防止のための封鎖措置の影響で今年は約300年ぶりの大不況を予想し、必要に応じて追加措置を講じる方針を示した。

■中国、コロナ発生源特定でWHO支援 ポンペオ氏の「うそ」非難

中国は7日、新型コロナウイルスの発生源特定において世界貿易機関(WHO)を支援すると発表した。また新型コロナを巡り中国政府に対して攻勢を強めるポンペオ米国務長官に対し、うそをついていると非難した。

■ロックダウン下でデートアプリが快調、新型コロナの新常態

デートアプリ運営会社ティンダーの共同創業者、ショーン・ラッド氏はかつて、自社のマッチングアプリは広々とした空間への恐怖心から生まれたとジョークを飛ばしたことがあった。このジョークが真実なら、同氏のアプリをはじめ、親会社マッチの他のアプリやバンブルといった競合相手は、ロックダウン(封鎖)の世界におあつらえ向きといったところだ。


【関連記事】
・東京都、新型コロナウイルス新規感染23人確認 39日ぶりに30人を切る
・「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に
・新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(7日現在)
・「ブラック企業・日本」がコロナ禍で犯し続ける不作為

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏は「酒依存症のような性格」、米誌インタビ

ビジネス

家計の金融資産、9月末は2286兆円で最高更新 株

ワールド

タイ政府、カンボジアに足止めの自国民の帰国手配 最

ビジネス

機械受注10月は2カ月連続増、判断「持ち直しの動き
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を変えた校長は「教員免許なし」県庁職員
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    「住民が消えた...」LA国際空港に隠された「幽霊都市…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    【人手不足の真相】データが示す「女性・高齢者の労…
  • 8
    FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる…
  • 9
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 8
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中