新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(9日現在)
■中国、中小企業の資金調達を支援=金融安定委
中国国務院(内閣に相当)の金融安定委員会は8日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)によって大きな打撃を受けた中小企業や民間企業による資金調達を支援すると発表した。
■トヨタ、北米工場の操業停止を延長 臨時社員5000人は無給で帰休
トヨタ自動車<7203.T>は8日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、北米工場(米・カナダ・メキシコ)の操業停止を延長すると発表した。生産再開は5月4日の予定。
■NY州の新型コロナ死者、連日の最多更新 社会的距離は奏功と知事
米ニューヨーク州のクオモ知事は8日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)は奏功しているものの、新型コロナ感染症による死者が前日から779人増え、1日の死者数としては最多になったと発表した。
■スイス、新型コロナ抑制策を4月末から段階的に緩和
スイスは8日、新型コロナウイルスの抑制に向け導入している措置を今月26日まで延長するものの、その後は状況を見極めた上で段階的に緩和していく方針を示した。
■ジョンソン英首相の症状改善、集中治療は続く
スナク英財務相は8日、新型コロナウイルスに感染して入院したジョンソン英首相(55)の症状が改善していると明らかにした。ただ、引き続き集中治療室に入っているという。
■新型コロナで米経済は深く後退、回復は安心感次第=リッチモンド連銀総裁
米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は8日、新型コロナウイルス感染拡大で米経済は深く後退するとし、いかなる回復も消費者がいかに安心できるかにかかっていると考えを示した。
■FRB当局者、新型コロナへ「強硬対応」必要=FOMC議事要旨
米連邦準備理事会(FRB)が8日公表した3月の2回の緊急連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、新型コロナウイルスの発生が米経済に悪影響を及ぼし、金融市場を混乱させた迅速さに懸念を強め、「強力な措置」の決定につながったことが分かった。
■WHO事務局長、新型コロナ対応を擁護 トランプ氏の批判に反論
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8日、トランプ米大統領の批判を受け、WHOによる新型コロナウイルスへの対応を強く擁護した。
■国連総長「今はコロナ対応評価すべきでない」、米大統領の批判受け
国連のグテレス事務総長は8日、今は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に対する世界的な対応を評価するタイミングではないとし、新型コロナの封じ込めに向け、国際社会は団結して取り組むよう呼び掛けた。
■米財務省、航空会社への給与支援で詳細な財務情報の提出要請
米財務省は、従業員の給与支援を政府に申請している航空会社に対し、資本構成や流動性、会員プログラムなどの詳細情報を提示するよう求めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
■欧州で新型コロナ感染拡大継続、抑制策解除は時期尚早=ECDC
欧州連合(EU)の専門機関、欧州疾病予防管理センター(ECDC)は8日、欧州で新型コロナウイルスの感染拡大は継続しており、ピークに達したことを示す兆候は出ていないとの見解を示した。
■米大学がコロナ死者予測下げ、ピーク12日 当局は「第2波」警戒
米ワシントン大学のモデル分析に基づく米国内の新型コロナウイルス感染による8月4日までの死者予測が8日、前日時点の約8万2000人から6万人超に26%下方修正された。
■イタリア首相、厳しい行動制限継続の必要訴え コロナ死者は減少
イタリアのコンテ首相は8日、財界から経済活動の再開を要望する声も上がる中、新型コロナウイルスの猛威は衰えておらず、厳しい行動制限の継続が必要と訴え、理解を求めた。