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感染症対策アメリカ、国内に最大341の臨時病院建設を計画 新型コロナウイルス感染拡大で

米陸軍工兵司令部は31日、国内で新型コロナウイルス感染が急速に拡大する中、国内に最大341の臨時病院の建設を検討していると明らかにした。ニューヨークのセントラルパークに設置された臨時病院。30日撮影(2019年 ロイター/ALEKSANDRA MICHALSKA)
米陸軍工兵司令部は31日、国内で新型コロナウイルス感染が急速に拡大する中、国内に最大341の臨時病院の建設を検討していると明らかにした。
サモナイト司令官は、ホテルや寄宿舎、コンベンションセンターなど、場所の確保を目指していると述べた。
30日時点で、米国内で確認された新型コロナ感染者は16万人超に達した。死者も3000人を突破し、2001年9月11日の米同時多発テロでの死者数を超えた。
陸軍工兵司令部はすでに、新型コロナの流行が深刻なニューヨーク州と連携し、ニューヨーク市内の大規模コンベンションセンターを1000床のベッドを備えた施設に転用。新型コロナ感染者以外の患者の治療に当たり、市内の病院の負担軽減を目指す。
ニューヨーク・マンハッタンには前日、米海軍の病院船「コンフォート(病床数1000)」が到着した。
さらにマンハッタンのセントラルパークにはテントによる臨時病院が開設され、テニスの全米オープン会場であるアーサー・アッシュ・スタジアムも臨時病院に転用される。

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