最新記事
パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(3日現在)

2020年4月3日(金)17時45分
ロイター

■米失業保険申請が最多更新、前週比倍増の665万件 新型コロナで

米労働省が2日発表した3月28日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は664万8000件と、前週の330万7000件(上方改定)から倍増し、2週連続で過去最多を更新した。

■カナダ、新型コロナ感染1万人突破 死者は前日比21%増

カナダ保健当局は2日、新型コロナウイルス感染者が累計1万0132人に達したと発表した。死者も前日から21%増加し、計127人となった。

■英中銀、社債購入を来週開始 200億ポンド上限

イングランド銀行(英中央銀行)は2日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた景気対策の一環として実施する社債買い入れプログラムについて、200億ポンド(247億ドル)を上限として7日に開始すると発表した。

■米経済、第2四半期に「深刻な縮小」 早期回復は不透明=ダラス連銀総裁

米ダラス地区連銀のカプラン総裁は2日、米経済が第2・四半期に「深刻な落ち込み」となり、第3・四半期初めも縮小が継続する公算が大きいとの見通しを示した。さらに、こうした状況からの早期回復は不透明とも述べた。

■米ボーイング、新型コロナ受け早期退職優遇制度を導入

米航空機大手ボーイングのカルホーン最高経営責任者(CEO)は2日、早期退職優遇制度の導入を従業員向けメモで明らかにした。また、新型コロナウイルス流行による世界の航空業界への影響が長期化するとも警告した。

■EXCLUSIVE-アマゾン、新型コロナで従業員の管理体制強化 社会的距離監視へ

米アマゾン・ドット・コムは新型コロナウイルス感染拡大に伴う安全対策として、米・欧州の全倉庫と傘下ホールフーズ店舗で従業員の体温測定を実施し、マスクを配布する計画を明らかにした。

■EUが新型コロナ対策案、労働時間短縮や農家などの資金繰り支援

欧州連合(EU)欧州委員会は2日、新型コロナウイルスによるEU経済への打撃を和らげるため、一連の支援策を打ち出した。労働時間の短縮策のほか、農業や漁業者の資金繰り支援策を含む。

■フィッチ、原油価格見通し引き下げ 20年は平均35ドル

格付け会社フィッチは、2020年と21年の石油価格見通しを引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大が短期的な世界経済見通しや原油需要を低下させ、供給過多につながるとした。

■タイ、全土に夜間外出禁止令 新型コロナ抑制

タイ政府は2日、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向け、全土を対象に夜間外出禁止令を発令した。3日から無期限で、医療関係者などを除き午後10時から午前4時までの外出を禁止する。

■ロシア大統領、全土の休業期間を4月30日まで延長

ロシアのプーチン大統領は2日、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向け、ロシア全土の休業期間を4月30日まで延長すると発表した。

■独経済、新型コロナで金融危機時超えるマイナス成長の恐れ=経済相

ドイツのアルトマイヤー経済相は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ドイツ経済は今年は2008─09年の世界的な金融危機時よりも大きく縮小する恐れがあるとの見解を示した。

■独自動車大手首脳、コロナ危機でメルケル首相らと緊急会議=報道

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)、BMWおよびダイムラーのトップが1日、メルケル首相と緊急電話会議を行い、新型コロナウイルスによる危機終息後の生産再開の方法について議論した。2日付のハンデルスブラット紙が報じた。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ナスダックが取引時間延長へ申請、世界的な需要増に照

ビジネス

テスラ、ロボタクシー無人走行試験 株価1年ぶり高値

ワールド

インド、メキシコと貿易協定目指す 来年関税引き上げ

ビジネス

フォードEV事業抜本見直し、7車種生産・開発打ち切
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジアの宝石」の終焉
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 6
    アダルトコンテンツ制作の疑い...英女性がインドネシ…
  • 7
    「なぜ便器に?」62歳の女性が真夜中のトイレで見つ…
  • 8
    「職場での閲覧には注意」一糸まとわぬ姿で鼠蹊部(…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 1
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 2
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 3
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 4
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 5
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 6
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中