ナスダックが取引時間延長へ申請、世界的な需要増に照準
写真は米取引所運営大手ナスダック。2024年3月、ニューヨークで撮影。REUTERS/Brendan McDermid
Anirban Sen
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米取引所運営大手ナスダックは米国株に対する世界的な需要を取り込むため、24時間取引に向けた書類を15日に米証券取引委員会(SEC)に提出する。
米国株のノンストップ取引に対する投資家の需要は近年急増しており、規制当局は新たな規則を導入したり、通常の取引時間を超えた取引を可能にする主要取引所の提案を許可したりしている。
ナスダックがまとめたデータによると、米国株式市場は世界の上場企業の時価総額のほぼ3分の2を占め、外国人による米国株の保有総額は昨年17兆ドルに達した。
ナスダックのSECへの申請は、週5日24時間取引に向けた正式な第一歩となる。ナスダックのタル・コーエン社長は3月、規制当局との協議を開始したことを明らかにし、2026年後半には週5日のノンストップ取引を開始する予定だと述べた。ニューヨーク証券取引所とCboeグローバル・マーケッツも最近、株式の24時間取引への移行計画を発表した。
ナスダックの北米市場担当上級副社長チャック・マック氏はロイターに対し、「グローバル化の流れは以前からあり、米国市場自体がよりグローバルになってきている」と語った。





