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新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(13日現在)

2020年4月13日(月)18時55分

新型コロナ、経済再開には広範な検査不可欠 米専門家が指摘。写真はニューヨークで11日撮影(2020年 ロイター/CAITLIN OCHS)

■スクークの発行、今年大幅減少へ 新型コロナや原油安で=S&P

S&Pグローバル・レーティングは13日、イスラム法に基づく債券(スクーク)の発行が2020年に大幅に減少するとの見通しを示した。原油価格の下落や新型コロナウイルスの感染拡大がイスラム金融の中核を成す国々の主要部門に打撃を与えるためだ。

■中国、越境者を9割削減 新型コロナ対策

中国国家移民管理局は13日、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため、越境者の数を90%減らしたと表明した。中国と国境を接する国では感染者の数が依然増えているという。

■ヘッジコスト低下で米への資金流入増加へ、FRBが最大の立役者

新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、今後数週間、あるいは数カ月にわたり、海外投資家の資金が米国に流入し続ける、とアナリストらはみている。

■ドイツ、移動制限の緩和を協議 新型コロナの感染ペース鈍化

ドイツ政府高官は、新型コロナウイルス対策として導入した移動制限を緩和する可能性について協議を始めている。

■減産合意でも原油上昇は小幅、依然供給が過剰=アナリスト

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が大幅な減産で合意したにも関わらず、13日の原油相場の上昇は限定的なものにとどまった。業界ウオッチャーによると、このことは、市場の需給バランスを取り戻すにはまだ、需要の急減という大きな課題が残っていることを示しているという。

■EXCLUSIVE-韓国、新型コロナ検査キット60万個を対米輸出へ=関係筋

関係筋によると、韓国はトランプ米大統領の要請を受け、新型コロナウイルスの検査キット60万個を14日に米国に輸出する計画だ。

■3月の貿易統計、輸出入とも減少の見通し

ロイターのエコノミスト調査によると、14日発表の3月の中国の貿易統計は輸出の減少が続き、原油価格の急落を背景に輸入も縮小する公算が大きい。

■米アマゾン、食品ネット販売が急増 新規注文は待機リストに

米アマゾンは12日、新型コロナウイルスの感染拡大で食料品のオンライン注文が急増していることを受け、13日以降にオンラインで食料品を購入する新規の顧客全員を待機リストに掲載すると表明、傘下のスーパーマーケット「ホールフーズ」の一部店舗の営業時間を短縮して、オンライン注文への対応を強化する方針を示した。

■減産合意でも原油上昇は小幅、依然供給が過剰=アナリスト

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が大幅な減産で合意したにも関わらず、13日の原油相場の上昇は限定的なものにとどまった。業界ウオッチャーによると、このことは、市場の需給バランスを取り戻すにはまだ、需要の急減という大きな課題が残っていることを示しているという。

■ブラジルで97歳の女性が新型コロナから快復、国内感染者は2.2万人

ブラジルで新型コロナウイルスに感染した97歳の女性が快復し、12日に医師や看護師の拍手に送られ車椅子で退院した。ブラジルの新型コロナからの快復では最年長とみられている。

■中国、新型コロナで試される労働者のセーフティネット

新型コロナウイルスの大流行により、中国ではさらに何百万人もの人々が職を失い、多くの人々がセーフティネットなしに取り残され、国の失業手当にアクセスできくなる──。複数のエコノミストがこうした見通しを示している。

■原油先物が4%上昇、減産合意で 需要減退懸念で上値は限定的

原油先物は13日の取引で4%超上昇。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」の減産合意を好感した。ただ、新型コロナウイルス感染拡大による需要の減退を受け、供給過剰分を相殺するには不十分だとして、上値は限定的となっている。


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