新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(26日現在)
■EU共同債の発行、独蘭などが難色 26日に首脳会合
欧州連合(EU)首脳は26日にテレビ会議の形式で会合を開く。新型コロナウイルスの経済的打撃に対応するため、ユーロ共同債発行が議論される可能性があるが、ドイツやオランダなどが反対するとみられる。
■ポルトガル、新型コロナで今年はリセッションに=財務相
ポルトガルのセンテノ財務相は25日、新型コロナウイルスの影響と感染拡大抑制のための規制措置により、あらゆるシナリオが景気後退(リセッション)突入を示していると述べた。
■EXCLUSIVE-インド政府、週内に196億ドル超の経済対策で合意か 全土封鎖で
インド政府関係者は週末までに新型コロナウイルス対策として1兆5000億ルピー(196億ドル)強の経済刺激策に合意する可能性が高い。事情に詳しい2人の関係者がロイターに語った。
■ダイソン、英政府から新型コロナ対策で人工呼吸器1万台受注英家電
大手ダイソンの創業者ジェームズ・ダイソン氏は25日、英政府から新型コロナウイルス対策として人工呼吸器1万台を受注したと、従業員宛ての電子メールで明らかにした。このメールをロイターが確認した。
■新型コロナで米国民5万人の帰国支援必要に=米国務省
米国務省は25日、新型コロナウイルスの感染の世界的な広がりを受けて、海外にいる5万人の米国民について帰国支援が必要になる可能性があると発表した。
■英、新型コロナの死者が463人・感染者9529人 数週間でピーク=政府
英政府は25日、国内で確認された新型コロナウイルスによる死者が同日時点で前日から41人増え463人になったと発表した。感染者数は前日の8077人から9529人に増加した。
■仏伊など9カ国、新型コロナ「共通債」発行を提唱 共同書簡
欧州連合(EU)加盟国のうちフランス、イタリア、スペインなどを含む9カ国は25日、新型コロナウイルス対策資金調達に向けた「共通債」の発行を呼び掛ける共同書簡を発表した。
■米大手銀行、新型コロナ影響世帯の住宅ローン返済猶予=加州知事
米カリフォルニア州のニューサム知事は25日、COVID─19(新型コロナウイルス感染症)の影響を受けている世帯について、住宅の差し押さえや住宅ローン返済を3カ月間猶予することで、大手銀行4行が合意したと発表した。
■イタリア首相、新型コロナで追加経済対策を用意 「EUも対応を」
イタリアのコンテ首相は25日、新型コロナウイルスによる影響緩和に向けて追加の経済対策を打ち出す考えを示した。イタリアは今月、250億ユーロ(270億ドル)規模の景気支援策を承認しており、追加対策も合わせると2倍の規模になる可能性がある。
■米経済団体、性急な活動再開に否定的姿勢 保健当局の勧告重視
トランプ米大統領が4月中旬までの経済活動再開に意欲を示す中、国内の主な経済団体は、新型コロナウイルス感染拡大阻止への取り組みを促す保健当局の勧告を重視し、性急な活動再開に否定的な姿勢を示している。
■米国債の流動性改善、FRBによる積極緩和が奏功
25日の米国債市場は、全般的に売買気配値が縮小し、流動性が息を吹き返した。アナリストやトレーダーは、米連邦準備理事会(FRB)が思い切った金融緩和措置を打ち出した効果が出てきたとみている。