今回会合での日銀利上げの可能性、高いと考えている=全銀協会長
12月18日、全国銀行協会の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取、写真)は記者会見で、日銀が18─19日に開く金融政策決定会合で利上げを決める可能性は高いとの見方を示した。写真は2021年3月、都内で撮影(2025年 ロイター/Takashi Umekawa)
Kentaro Okasaka
[東京 18日 ロイター] - 全国銀行協会の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取)は18日の記者会見で、日銀が18─19日に開く金融政策決定会合で利上げを決める可能性は高いとの見方を示した。
その上で、次回以降の金融政策決定会合に向けた見通しについて「足元では為替を含め金融市場が大きく動いている。これらが経済や物価、ターミナルレート(最終到達点)にどんな影響を与えるのか、注意深く見ていきたい」とした。
台湾に関する高市早苗首相の発言を巡って日中間の緊張が高まっていることについては、銀行経営上、訪日観光客向けビジネスを展開する企業や、中国で事業を行う日系企業のビジネス縮小、業績悪化に伴う貸し出しなどへの影響は想定されると述べた。
その上で「戦略的互恵関係や、建設的かつ安定的な関係構築という大きな方向性に沿って、両国政府による様々な調整を通じて緊張の解消が進むことを期待している」とした。





