最新記事

9・11テロ

9.11救助犬の英雄たちを忘れない

Remembering 9/11 Service Dogs

2019年9月13日(金)16時30分
クリスティナ・チャオ

シャッツは、人々にもっと知って欲しいことがある。「アメリカの捜索・救助チームは多くが資金繰りに苦しんでいる」という。「ほとんどの活動は寄付金で賄われている。救助犬のハンドラーが自費で活動していることも知られていない」

「現場には車で移動し、犬たちにエサをあげて......。すべての装備品や犬たちの訓練にかかる時間を考えれば相当な費用がかかるが、金銭的な支援はあまりない」

シャッツは捜索・救助活動を行うアメリカ各地の団体を紹介し、人々に活動への寄付を呼び掛けた。「あなたの地元の捜索・救助団体は、資金が足りず、寄付を必要としている。犬にGPSを装着する首輪、エサ、装備品、移動のガソリン代......その他にも多くの費用がかかる」

(テロの数カ月後に現場に入り遺体捜索活動を行ったハンセン。連続150日、働き続けた)



(カイザーは12時間勤務を10日間続けた。「救助活動で足を負傷した。獣医が縫ってくれたが、痛みで鳴いている。しかし記録では翌日に仕事に復帰している」)



(カウボーイ)

(ジェイクかどうかはっきりしないが、どうもそうらしい。街中で拾われて救助犬になった。ユタ州チームの一員として現場で働いた)

20190917issue_cover200.jpg
※9月17日号(9月10日発売)は、「顔認証の最前線」特集。生活を安全で便利にする新ツールか、独裁政権の道具か――。日常生活からビジネス、安全保障まで、日本人が知らない顔認証技術のメリットとリスクを徹底レポート。顔認証の最先端を行く中国の語られざる側面も明かす。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

欧州委、米の10%関税受け入れ報道を一蹴 現段階で

ワールド

G7、移民密輸対策で制裁検討 犯罪者標的=草案文書

ワールド

トランプ氏「ロシアのG7除外は誤り」、中国参加にも

ワールド

トランプ氏、イランに直ちに協議呼びかけ 「戦いに勝
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 8
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 9
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 10
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中