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ブレグジットを迷走させる、離脱強硬派の「メイ降ろし」と愚かな誤算

Brexiteers Never Wanted Brexit To Begin With

2019年3月26日(火)15時20分
スティーブン・パドゥアノ(ジャーナリスト)

そして今、離脱強硬派はブレグジットを遅らせて失敗させることが、将来の自分たちの政治的成功のカギだと考えているようだ。だがその確信は、過去の例と同様に、読み間違いだったと判明する可能性が高い。

10日夜、メイが土壇場でEUと離脱案に合意したというニュースが広がると、英議会にはかすかな楽観論が広がった。11日深夜、保守党のニック・ボールズ議員は、翌日の採決で離脱案に賛成票を投じるよう、ツイッターで与党議員たちに呼び掛けた。「ここで勝利を手にしよう。離脱案に賛成するんだ」

だが翌日、離脱強硬派は相変わらず「ノー」を突き付けた。彼らはボールズのツイートを最後まで読まなかったのかもしれない。「もし(賛成票を)投じないなら、君たちは何にも満足しないのだと私は判断する」と、ボールズは警告している。「そして君たちが嫌がることを何だってしてやる」

From Foreign Policy Magazine

<本誌2019年03月26日号掲載>

※3月26日号(3月19日発売)は「5Gの世界」特集。情報量1000倍、速度は100倍――。新移動通信システム5Gがもたらす「第4次産業革命」の衝撃。経済・暮らし・医療・交通はこう変わる! ネット利用が快適になるどころではない5Gの潜在力と、それにより激変する世界の未来像を、山田敏弘氏(国際ジャーナリスト、MIT元安全保障フェロー)が描き出す。他に、米中5G戦争の行く末、ファーウェイ追放で得をする企業、産業界の課題・現状など。

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