最新記事

アメリカ社会

トランプ政権、学校の安全対策で銃購入年齢引き上げ見送り 教職員の銃携行訓練の支援を採用

2018年3月13日(火)10時52分

3月11日、米国のトランプ政権は夜、フロリダ州の高校で先月起きた乱射事件を受け、学校の安全対策案を発表した。写真は会見するサンダース報道官。ホワイトハウスで9日撮影(2018年 ロイター/Leah Millis)

米国のトランプ政権は11日夜、フロリダ州の高校で先月起きた乱射事件を受け、学校の安全対策案を発表した。

政府案には、トランプ大統領が事件後に支持してきた対策の一つである、銃購入が可能な最低年齢の引き上げが含まれなかった。一方、一部の州で導入され、全米ライフル協会(NRA)も支持している教職員の銃携行訓練への支援は盛り込まれ、資金は司法省が拠出する。

政府案はおおむねNRAの方針に沿った内容となった。

大統領はツイッターに「銃購入最低年齢の18歳から21歳への引き上げについては、政府が行動する前に裁判所の事例を参考にする。現在は州政府がこの決定を行っている。(この規制に関する)取り組みは急速に進んでいるが、政治的な支持はさほど得られていない」と投稿した。

フロリダ州では9日、銃購入最低年齢を18歳から21歳に引き上げる銃規制法が成立。NRAは新法は違憲だとして撤回を求めて提訴している。

ホワイトハウスのサンダース報道官は会見で、トランプ大統領は銃購入年齢引き上げを含む変更案の一部を引き続き支持しているが、現在は議会で可決が見込める対策案を優先していると説明した。

大統領は、議会に提出されている銃購入者の経歴調査を強化する法案を支持すると表明。しかし、展示会やインターネットを介して銃を販売する際に購入者の身元確認を義務付けるなどの幅広い規制案は支持しなかった。

NRAはトランプ政権の案に関するコメントの求めに応じていない。

議会民主党指導部はトランプ政権がNRAの要求に屈したと非難するとともに、より厳格な銃対策を推進する方針を示した。

トランプ政権は今回、銃の購入最低年齢引き上げなど、特に賛否両論のある案については政権案に盛り込まず、デボス教育長官が率いる委員会での検討を待つとして先送りした。米国のトランプ政権は11日夜、フロリダ州の高校で先月起きた乱射事件を受け、学校の安全対策案を発表した。

政府案には、トランプ大統領が事件後に支持してきた対策の一つである、銃購入が可能な最低年齢の引き上げが含まれなかった。一方、一部の州で導入され、全米ライフル協会(NRA)も支持している教職員の銃携行訓練への支援は盛り込まれ、資金は司法省が拠出する。

政府案はおおむねNRAの方針に沿った内容となった。

大統領はツイッターに「銃購入最低年齢の18歳から21歳への引き上げについては、政府が行動する前に裁判所の事例を参考にする。現在は州政府がこの決定を行っている。(この規制に関する)取り組みは急速に進んでいるが、政治的な支持はさほど得られていない」と投稿した。

フロリダ州では9日、銃購入最低年齢を18歳から21歳に引き上げる銃規制法が成立。NRAは新法は違憲だとして撤回を求めて提訴している。

ホワイトハウスのサンダース報道官は会見で、トランプ大統領は銃購入年齢引き上げを含む変更案の一部を引き続き支持しているが、現在は議会で可決が見込める対策案を優先していると説明した。

大統領は、議会に提出されている銃購入者の経歴調査を強化する法案を支持すると表明。しかし、展示会やインターネットを介して銃を販売する際に購入者の身元確認を義務付けるなどの幅広い規制案は支持しなかった。

NRAはトランプ政権の案に関するコメントの求めに応じていない。

議会民主党指導部はトランプ政権がNRAの要求に屈したと非難するとともに、より厳格な銃対策を推進する方針を示した。

トランプ政権は今回、銃の購入最低年齢引き上げなど、特に賛否両論のある案については政権案に盛り込まず、デボス教育長官が率いる委員会での検討を待つとして先送りした。

[ワシントン 12日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 トランプのイラン攻撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月10号(3月3日発売)は「トランプのイラン攻撃」特集。核・ミサイル開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。アメリカとイランの全面戦争は始まるのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米潜水艦がイラン軍艦を魚雷で撃沈、87人死亡 スリ

ワールド

イラン、米CIAに停戦に向けた対話の用意示唆=報道

ビジネス

ミランFRB理事、年内利下げ継続を主張 「イラン攻

ビジネス

金利据え置きを支持、インフレ見通しはなお強め=米ク
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 7
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 8
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中