最新記事

自動車

トヨタ、中国で現地開発EVの販売を検討 燃料電池車の実証実験も開始 

2017年11月17日(金)15時26分

11月17日、トヨタ自動車は、中国合弁子会社2社が開発した電気自動車(EV)を中国市場に投入する可能性について検討する。写真はトヨタのロゴ。都内で10月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

トヨタ自動車<7203.T>は、中国合弁子会社2社が開発した電気自動車(EV)を中国市場に投入する可能性について検討する。17日開幕の広州モーターショーに合わせて明らかにした。

中国事業を担当する大西弘致専務役員はモーターショーで記者懇談し、EVの需要は一段の拡大が見込まれることから、中国の合弁相手からEVの供給を受けることを検討していると述べた。

EVのラインアップ拡充を図るとともに、中国が2019年に導入する新エネルギー車(NEV)製造販売比率規制を満たす狙いがある。

トヨタはまた、日本で開発されたEVモデルを20年に中国で発売する計画も明らかにした。

NEV製造販売比率規制をクリアするためには、日本で開発したモデルを中国で生産する必要があるが、トヨタがEVの現地生産を計画しているかは明らかでない。

トヨタは中国で燃料電池商用車を販売する可能性についても検討していることを明らかにした。

同社は10月下旬に中国で燃料電池車「ミライ」の販売に向けた実証実験を開始。大西専務役員は、実験の対象に燃料電池バスも含めることを決定したと述べた。

[広州/北京 17日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

IMFは「ゴルフ場売却を」、米財務長官 中核責務へ

ビジネス

JPモルガンとゴールドマン、中国事業継続 米中緊張

ビジネス

寄り付きの日経平均は続伸、米ナスダック上昇や「高市

ワールド

英財務相、富裕層増税を予算に盛り込む考え=英紙
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 2
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道されない、被害の状況と実態
  • 3
    「欧州最大の企業」がデンマークで生まれたワケ...奇跡の成長をもたらしたフレキシキュリティーとは
  • 4
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 5
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 6
    【クイズ】アメリカで最も「死亡者」が多く、「給与…
  • 7
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 8
    「中国に待ち伏せされた!」レアアース規制にトラン…
  • 9
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 10
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 7
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 8
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 9
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 10
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中