最新記事

南アフリカ

「人肉は食べ飽きた」と自首した男と、とんでもない「仲間」たち

2017年8月23日(水)18時58分
コナー・ギャフィー

南アフリカで震え上がるような事件が起きた(写真は記事の内容とは関係ありません) Rogan Ward-REUTERS

<4人の若い男性が逮捕され、うち1人は他にも多くの住民を人肉食に駆り立てていたかもしれない呪術師だった>

南アフリカで8月21日、4人の男が刑事裁判所に出廷した。罪状は、人肉食。4人のうちの1人が、「人肉は食べ飽きた」と警察に自首したために発覚した。

イギリスのタイムズ紙によると、4人のうち、22歳と29歳と32歳の3人は、殺人と、人間の内臓と組織を所持していた疑い。31歳のもう一人は、人間の部分を所持していた疑いだ。4人は、8月28日に保釈聴聞会に出席する。

報道によれば、4人のうち1人は8月18日、南アフリカ南東部のクワズール・ナタール州エストコートの警察にきて、「もう人肉は食べ飽きた」と訴えたという。詳しい話を聞くと、人間の手と脚の一部を出して見せたと、南アフリカのニュースサイト、ニュース24は伝える。

【参考記事】金正恩体制で露呈した極限の人肉食

警察の広報担当者Thembeka Mbheleによると、その男はそれから警官をある家に導き、そこでさらに人体のパーツが見つかったという。

バックパックで頭部を持ち歩いていた男も

4人の容疑者のうち1人は、地元で「nyanga」として知られる伝統的な呪術師だった。

警察が発見した遺体のなかに一人の女性のものがあった。Mbheleがニュース24に語ったところによると、男たちは「その女性をレイプし、殺害し、バラバラにして食べた」とみられるという。

警察は、この4人が大きな犯罪組織に属しているかどうかを捜査する一方、身内に行方不明者がいたら連絡するよう呼びかけている(BBC)。

【参考記事】レニングラード包囲戦の惨状を音楽で世界に伝えたショスタコーヴィチ

だが、事件はさらに広がりを見せるかもしれない。警官に守られながら容疑者が出廷した21日には、容疑者を一目見ようとする群衆が裁判所に殺到した。一方、地元議員のMthembeni Majolaは、数百人の住民が、問題の呪術師に勧められるままに人肉を食べたことを認めた、と主張している。

「muti」と呼ばれる伝統的な医術や慣習にも改めて恐怖の目が向けられている。いわゆる「muti殺人」は、人間の一部を医術に使う呪術師によって様々な国で行われている。色素が欠乏しているために皮膚や毛髪が白いアルビノはとりわけ犠牲になりやすい。

【参考記事】タンザニアで迫害されるアルビノの命の歌

州で最大の都市ダーバンでは8月に入り、バックパックに人間の頭部を入れた男が逮捕された。呪術師に売って金にしようとしていたとみられている。



【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル!

ご登録(無料)はこちらから=>>

ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏銀行、第3四半期に貸出基準を予想外に緩和=

ビジネス

UBS、第3四半期は16%減益 不振の投資銀行部門

ワールド

中国、米エンティティー・リストを注視へ 「自国の権

ワールド

インドネシア、23日に閣僚名簿発表へ 財務相は留任

MAGAZINE

特集:AI vs. 癌

2019-10・22号(10/16発売)

ゲノム解析と人工知能で最適な治療薬を発見する究極の癌治療が人類を「最後の敵」から救う日

※次号は10/23(水)発売となります。

人気ランキング

  • 1

    水深3200メートル、クジラの死骸に群がる深海魚、撮影される

  • 2

    水深450メートル、メカジキに群がるサメ、そのサメを食べる大魚

  • 3

    性行為を拒絶すると立ち退きも、家主ら告発

  • 4

    「白馬にまたがる金正恩」写真に潜む目的と予告

  • 5

    ヘンリー王子との結婚「考えが甘かった」と重圧を語…

  • 6

    ウィリアム王子とキャサリン妃がパキスタン訪問、「…

  • 7

    未成年性的虐待の被告の大富豪が拘置所で怪死、米メ…

  • 8

    ハワイで旅行者がヒトの脳に寄生する寄生虫にあいつ…

  • 9

    「見せしめ判決」でカタルーニャの怒り再燃、バルセ…

  • 10

    中国の探査機が月に持ち込んだ植物の種、ハエの卵...…

  • 1

    韓国は、日本の対韓感情が大きく悪化したことをわかっていない

  • 2

    性行為を拒絶すると立ち退きも、家主ら告発

  • 3

    ヘイトに立ち向かったK-POPアイドル、ソルリ追悼写真集

  • 4

    中国の探査機が月に持ち込んだ植物の種、ハエの卵...…

  • 5

    韓国・文在寅の賃上げ政策が招いたこと──映画館からス…

  • 6

    交尾をめぐって噛みつき合う、暴力まみれのサメの日常

  • 7

    韓国訪問中に消えた9人のベトナム外交団員 公安当局…

  • 8

    未成年性的虐待の被告の大富豪が拘置所で怪死、米メ…

  • 9

    性的人身売買から救われた少女が自殺 犯人の男と家…

  • 10

    日本と韓国の危険なゲームが世界経済を殺す

  • 1

    韓国で長引く日本製品不買運動、韓国企業への影響が徐々に明らかに

  • 2

    イランで逮捕された「ゾンビ女」の素顔

  • 3

    写真撮影で「怪しいOKサイン」を出したテーマパークのスタッフが解雇

  • 4

    「OK」のサインは白人至上主義のシンボルになったの…

  • 5

    韓国は、日本の対韓感情が大きく悪化したことをわか…

  • 6

    「独島が韓国の領土であるとの証拠は何もない」韓国…

  • 7

    米韓関係の険悪化も日本のせい⁉ 文在寅がまた不安な…

  • 8

    性行為を拒絶すると立ち退きも、家主ら告発

  • 9

    繁殖を止めるために遺伝子組み換えされた蚊、自然界…

  • 10

    全米最悪93人の連続殺人犯が「驚異的」な記憶力で描…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 資産運用特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月