最新記事

テロ

ブリュッセルで爆弾テロ 兵士が犯人に発砲、市民の負傷者なし

2017年6月21日(水)08時33分

6月20日、複数のベルギー当局者によると、首都ブリュッセルのブリュッセル中央駅で、小規模な爆発があり、兵士が容疑者とみられる男に発砲した。負傷者は他におらず、状況は管理されているという。写真は警戒中のベルギー兵士(2017年 ロイター/Francois Lenoir)

複数のベルギー当局者によると、首都ブリュッセルのブリュッセル中央駅で20日、小規模な爆発があり、兵士が容疑者とみられる男に発砲した。負傷者は他におらず、状況は管理されているという。

連邦検察当局者は爆発発生から約3時間後に記者団に対し、爆発について「テロリストによる攻撃」として対応していると述べた。男の生死や身元は現時点では明らかでないとした。爆発は現地時間午後8時半(日本時間午前3時半)頃に発生し、比較的小規模だったと説明した。

男が爆発を起こす前にアラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」などと叫んでいたとの目撃証言については、コメントを控えた。

事件発生直後、警察は駅と周辺地域から市民らを避難させた。

ブリュッセルを拠点とした容疑者らによる2015年11月の仏パリ同時多発攻撃の発生以降、ブリュッセルでは厳戒態勢が続いている。16年3月には同市の空港などで爆発攻撃が起こり計32人が死亡した。

[ブリュッセル 20日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

ステランティス、米に130億ドル投資へ 同社史上最

ワールド

トランプ米政権、政府閉鎖以降に4108人解雇 先週

ビジネス

米ゴールドマン、人員削減と採用縮小検討 AI活用で

ワールド

米関税に報復しない各国の選択、世界経済に寄与=IM
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道されない、被害の状況と実態
  • 2
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】アメリカで最も「死亡者」が多く、「給与…
  • 5
    「中国に待ち伏せされた!」レアアース規制にトラン…
  • 6
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 7
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 8
    「欧州最大の企業」がデンマークで生まれたワケ...奇…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 7
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 8
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 9
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 10
    あなたは何型に当てはまる?「5つの睡眠タイプ」で記…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中