最新記事

アメリカ社会

トランプと同じ名前は嫌! 赤ちゃんの名前ランキングは支持率の鏡

2017年5月15日(月)19時25分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

shumskaya-iStock.

<我が子に良いイメージの名前を付けたい親心。人気の名前ランキングの結果から子育て世代の本音が浮き彫りに......>

ドナルド・トランプ米大統領が就任してから、「ドナルド」という名前の人気が急落している。米社会保障局が12日発表した「2016年に誕生した赤ちゃんの名前リスト1000」によると「ドナルド」は、前年のランキングから大きく後退した。

「ドナルド」は前年の443位から45ポイント落として488位に急降下。こどもの命名に関する情報サイト「BabynameWizard.com」の創設者、ローラ・ワッテンバーグは、「トランプ支持者でさえ、自分の子にドナルドと名付けることはまずない」と指摘する。

【参考記事】トランプ支持率最低、白人男性が逃げ出して

God jävla morgon! Jag ska jävlar äta upp er alla! #trump #therealdonaldtrump #loudmouth #screamingandshouting

Jimmie Olssonさん(@scuoba)がシェアした投稿 -


4月上旬、インベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD)とテクノメトリカ・マーケット・インテリジェンス(TIPP)が実施した調査で、トランプ大統領の支持率は前月比10.1ポイント減の34%まで落ちたと報じられた。

ワッテンバーグは、「両親は一般的に議論の余地があるものに因んだ名前を付けたくない」と説明したうえで、トランプの人気が無くなりつつある可能性を示唆した。

クイニピーアク大学による最新の調査でも、トランプの大統領としての仕事ぶりを認めるのは36%にとどまる一方で、58%が評価しないという結果に。就任後わずか100日に満たない時点で、悲惨な数字が並んだ。

選挙を戦ったあの人も...

トランプ同様に、子育て世代の両親のあいだで嫌われている名前がある。ともに昨年の選挙戦争を戦ったヒラリー・クリントンの「ヒラリー」という名前は、発表されたリストにすら載っていない。

実際のところ「ヒラリー」は、バラク・オバマ前大統領とヒラリーが民主党からの大統領候補指名を争ったとき以来、同リストにランクインすらしていない。


【参考記事】アメリカ大統領選、クリントンの白人支持基盤はなぜ崩壊したか

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

7─9月の石油需要「非常に強い」=OPEC事務局長

ビジネス

中国6月鉱工業生産、+6.8%で予想上回る 小売売

ワールド

来日する米財務長官、万博出席以外の滞在日程は調整中

ビジネス

米GM、テネシー州工場で低価格のLFP電池生産へ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    真っ赤に染まった夜空...ロシア軍の「ドローン700機」に襲撃されたキーウ、大爆発の瞬間を捉えた「衝撃映像」
  • 2
    「史上最も高価な昼寝」ウィンブルドン屈指の熱戦中にまさかの居眠り...その姿がばっちり撮られた大物セレブとは?
  • 3
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別「年収ランキング」を発表
  • 4
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 7
    【クイズ】次のうち、生物学的に「本当に存在する」…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 10
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 5
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 8
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 9
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 10
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中