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トランプ大統領、医療保険会社と会談 オバマケア見直しへ協力要請

2017年2月28日(火)10時42分

 2月27日、トランプ米大統領(写真)は、ホワイトハウスで大手保険会社と会談し、医療保険制度改革(オバマケア)の代替案への円滑な移行に向け、業界の支援を要請した。24日撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

トランプ米大統領は27日、ホワイトハウスで大手保険会社と会談し、医療保険制度改革(オバマケア)の代替案への円滑な移行に向け、業界の支援を要請した。

大統領は「米国民をオバマケアから救うために共に取り組まなければならない」とし、さらなる競争を生み出し価格を著しく引き下げることが必要だと述べた。「新たな案への円滑な移行を確実にするため」トム・プライス厚生長官に保険会社と協力するよう指示したことも明らかにした。

会合にはユナイテッドヘルス、アンセム、エトナなどが出席。出席者には、オバマケアの医療保険取引所に参加している会社に加え、オバマケアの個人向け保険事業の大半、またはすべてから撤退した企業も含まれた。個人向け保険市場の競争を増やしコストを抑制するには、保険会社の参加が必要。

トランプ大統領はオバマケアの代替案に関して詳細をまだ明らかにしていないが、会合では、医療貯蓄口座の拡大などが含まれると述べたほか、各州が一段の柔軟性を持つことを望むとした。

*写真を差し替えます。



[ニューヨーク 27日 ロイター]


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