最新記事

環境

【写真特集】世界が抱える環境移民という時限爆弾

2017年1月18日(水)18時00分
Photographs by ALESSANDRO GRASSANI

BANGLADESH

バングラデシュは世界の中でも特に、深刻な気候変動の影響を受けている国だ。首都ダッカには毎年30万人が新たに流入し、その多くは環境移民。現在の人口は1400万人だが、2050年までに5000万人に膨れ上がると見込まれている


ppenv05.jpg

ガンジス・デルタ
ガンジス川、ブラマプトラ川、メグナ川で構成するデルタのボンゴール中州には600家族が住む。中州は過去8年で4度、メグナ川の浸水に見舞われ、過去3年で広さは3分の2になった。このままでは1年半で消失し、人々は移住を余儀なくされる


ppenv06.jpg

ダッカ
市場カウランバザールのそばのスラムの光景。線路脇で何百人もの人々が暮らしている


MONGOLIA

モンゴルでは2010年の冬は特別に厳しく、全土で800万頭以上の羊や牛、馬などの家畜が死んでしまった。約2万人の遊牧民はやむを得ず首都ウランバートルへ移住。ウランバートルの人口は過去20年間で倍増している


ppenv07.jpg

アルハンガイ県
モンゴル特有の寒雪害「ゾド」で死んだ羊を引っ張るツァンバ・エルデネ・トゥヤ(29)。2000頭いた羊は3度の冬のゾドで半減してしまい、一家はぎりぎりの生活を送る


ppenv08.jpg

アルハンガイ県
エルデネ・トゥヤと3歳の息子トゥブチンジ。寝起きの息子が抱き締めているのは一緒に寝ている子羊。一家は最近、より温暖な気候を求めて北方のボルガン県からアルハンガイ県に移住してきた


ppenv09.jpg

ウランバートル
ウランバートルへの一極集中が進み、人口の半分に当たる120万人以上が居住する。そのうち半分が郊外のスラムであるゲル地区に暮らしている。同地区は無計画に広がり、水道や電気などのインフラも未整備だ。環境移民である元遊牧民たちの失業率も高い

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

楽天G、金融事業の再編協議を再開 銀行やカードの集

ビジネス

伊藤忠、伊藤忠食品に1株1万3000円でTOB 完

ビジネス

ドイツ消費者信頼感、3月は予想外の悪化 購買意欲低

ビジネス

日経平均は大幅続伸、史上最高値更新 日銀人事が追い
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された…
  • 5
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 6
    最高裁はなぜ「今回は」止めた?...トランプ関税を違…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 9
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 10
    「極めて危険」──ゼレンスキー、ロシアにおける北朝…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 10
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中