最新記事

ブレグジット

スコットランド首相「ブレグジットで要求却下なら独立問うべき」

2017年1月18日(水)08時11分

1月17日、英北部スコットランド行政府のスタージョン首相は、英政府の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)計画をめぐるスコットランドの意見が受け入れられなければ、スコットランドは独立を問う投票を行う権利を得るべきだと主張した。写真は昨年12月撮影(2017年 ロイター/Russell Cheyne)

 英北部スコットランド行政府のスタージョン首相は17日、英政府の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)計画をめぐるスコットランドの意見が受け入れられなければ、スコットランドは独立を問う投票を行う権利を得るべきだと主張した。

 EU離脱交渉の方針に関するメイ英首相の演説を受けて発言した。

 昨年6月の英国民投票でスコットランドの住民は多数がEU残留を支持したが、スタージョン行政府首相は、メイ首相の演説を受けてスコットランドの独立を求める声がいっそう強まるとの見方を示した。

 英国のEU離脱をめぐりスタージョン行政府首相は、スコットランドが英国の一部にとどまりつつEU単一市場へのアクセスを維持する選択肢など、一連の案を英政府に提示している。

 スタージョン氏は、スコットランドの意見が考慮されているという証拠が必要だとし、「英政府はスコットランドに選択肢を与えずに、われわれをEUや単一市場から離脱させることはできない」と主張、「きょうの首相演説で選択肢がより明確になった」と述べた。

[エディンバラ 17日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

7─9月の石油需要「非常に強い」=OPEC事務局長

ビジネス

中国6月鉱工業生産、+6.8%で予想上回る 小売売

ワールド

来日する米財務長官、万博出席以外の滞在日程は調整中

ビジネス

米GM、テネシー州工場で低価格のLFP電池生産へ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    真っ赤に染まった夜空...ロシア軍の「ドローン700機」に襲撃されたキーウ、大爆発の瞬間を捉えた「衝撃映像」
  • 2
    「史上最も高価な昼寝」ウィンブルドン屈指の熱戦中にまさかの居眠り...その姿がばっちり撮られた大物セレブとは?
  • 3
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別「年収ランキング」を発表
  • 4
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 7
    【クイズ】次のうち、生物学的に「本当に存在する」…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 10
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 5
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 8
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 9
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 10
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中