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シリア包囲地域に国連が支援物資搬入、政府との協議受け

国連推計ではシリア国内の包囲地域に48万人超、アクセス困難地域に460万人が生活している

2016年2月18日(木)18時10分

2月17日、国連はシリアで政府軍と反体制派が包囲する5地域に人道支援物資を搬入したと発表した。写真はイドリブ県のフアなどに向かう援助トラック(2016年 ロイター/AMMAR ABDULLAH)

 国連は17日、シリアで政府軍と反体制派が包囲する5地域に人道支援物資を搬入したと発表した。シリア政府は前日の協議で7地域に入ることを認めていた。

 国連の推計では、シリア国内の包囲地域約15カ所に48万6700人の住民が暮らすほか、460万人がアクセスの難しい地域に住んでいる。

 国連によると、首都ダマスカス周辺で政府軍が包囲するマダヤ、ザバダニや、イドリブ県で反体制派が包囲するフアなどにトラック100台分の援助物資が届けられた。

 シリアの赤新月社の協力で、小麦や高エネルギー食品などが搬入されたほか、一部地域には医療チームも帯同したという。

[ベイルート 17日 ロイター]

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