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日本人の知的好奇心は20歳ですでに老いている

2016年2月2日(火)15時50分
舞田敏彦(教育社会学者)

 年齢を重ねるに伴い、知的好奇心はしぼんでくる。年齢グラフでは右下がりの傾向になるのだが、スウェーデンと日本のグラフを左右に並べてみると、衝撃的な事実がわかる<図2>。

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 日本の20歳の知的好奇心は、スウェーデンの65歳とほぼ同じだ。2つのグラフは、まるでつながっているように見える。日本人は、スウェーデン人の老後の世界を生きているかのようだ。

 未知のことを吸収しようという意欲が、なぜここまで低いのか。それは日本人が子ども時代に経験する学校教育に起因していると考えるのが自然だろう。

【参考記事】世界一「チャレンジしない」日本の20代

 内容がぎっしりつまった国定カリキュラム、生徒の興味・関心を度外視したつめこみ授業、テスト至上主義......。学習とは「外圧によって強制される苦行、嫌なことだ」と思い込まされる。これでは、自ら学ぼうという意欲を育て、それを成人後も継続させるのは困難だ。

 現在、2018年度の学習指導要領改訂に向けた議論が行われている。小学校の英語の教科化などが検討されているが、変化する時代を生き抜く力、生涯に渡って学び続ける意欲の育成にも重点が置かれなければならない。

<資料:OECD『PIAAC 2012』

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